先週金曜日の米国株式相場は大幅下落した(DJIA -394.46 @18,085.45, NASDAQ -133.58 @5,125.91)。ドル円為替レートは102円台半ばでの推移。本日の日本株全般は大きく下げた。東証1部では、上昇銘柄数は282に対して、下落銘柄数は1,599となった。騰落レシオは105.72%。東証1部の売買代金は1兆7913億円。
TOPIX -21 @1,323
日経平均 -293円 @16,673円
欧米で金融政策が徐々に引き締め方向に向かうとの見方が強まり、米ダウ平均が400ドル近い大幅安となったのを嫌気して、TOPIXも日経平均も前場寄り付きから大きく下げた。欧州ではECB理事会が9月8日、量的金融緩和の延長を見送り、米国では金融緩和に積極的と言われるボストン連銀のローゼングレン総裁が「利上げが遅れれば、資産価格などが急落しかねない」などと発言したため、「利上げに積極的」との受け止め方が広がった。これにより米利上げ観測が高まり、世界的な金融緩和の持続性に対する疑念が強まり、株売りへとつながった。欧米が金融緩和から引き締め方向へ、日本が金融緩和を続けるとすれば、為替は円安方向へ動きやすい。これは日本株にはプラスに働く。他方、世界的な緩和マネーの縮小が日本株に与えるマイナスの影響もある。今日のところは後者の悪影響の方が勝った。
33業種すべてが下げた。しかし、意外な粘り腰を見せたのが保険株、下落率が一番低かった。下落率トップ5は、鉱業(1位)、鉄鋼(2位)、その他金融(3位)、非鉄金属(4位)、海運(5位)となった。
TOPIX -21 @1,323
日経平均 -293円 @16,673円
欧米で金融政策が徐々に引き締め方向に向かうとの見方が強まり、米ダウ平均が400ドル近い大幅安となったのを嫌気して、TOPIXも日経平均も前場寄り付きから大きく下げた。欧州ではECB理事会が9月8日、量的金融緩和の延長を見送り、米国では金融緩和に積極的と言われるボストン連銀のローゼングレン総裁が「利上げが遅れれば、資産価格などが急落しかねない」などと発言したため、「利上げに積極的」との受け止め方が広がった。これにより米利上げ観測が高まり、世界的な金融緩和の持続性に対する疑念が強まり、株売りへとつながった。欧米が金融緩和から引き締め方向へ、日本が金融緩和を続けるとすれば、為替は円安方向へ動きやすい。これは日本株にはプラスに働く。他方、世界的な緩和マネーの縮小が日本株に与えるマイナスの影響もある。今日のところは後者の悪影響の方が勝った。
33業種すべてが下げた。しかし、意外な粘り腰を見せたのが保険株、下落率が一番低かった。下落率トップ5は、鉱業(1位)、鉄鋼(2位)、その他金融(3位)、非鉄金属(4位)、海運(5位)となった。