NYオープン-売りが先行、ECBは金融政策を現状維持
米株は売り先行で寄り付いた。米9月利上げの思惑は後退しているが、利上げ時期をめぐる不透明感は払しょくされておらず、方向感は出にくい。寄り付き前に発表された新規失業保険申請件数は25.9万件と予想比強めの結果となった。また、欧州中央銀行(ECB)は金融政策の据え置きを決定した。一部では、2017年3月までとなっている量的緩和(QE)を延長するとの思惑もあったが、ドラギECB総裁は延長の協議はしなかったと明らかにした。ECBの政策決定を受けて、欧州株はおおむね売りで反応している。この後は米週間原油在庫統計を受けた、原油相場に注目したい。
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