様子見相場はいつまで続くのだろうか?

優利加さん
優利加さん
昨日の米国株式相場は下落した(DJIA -65.82 @18,481.84, NASDAQ -42.38 @5,217.69)。ドル円為替レートは100円台前半での推移。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証1部では、上昇銘柄数が916に対して、下落銘柄数は889となった。騰落レシオは84.75%。東証1部の売買代金は1兆7121億円。

TOPIX -2 @1,304
日経平均 -41円 @16,556円

TOPIXも日経平均も小幅安となった。8月18日以来狭い保ち合いが続いている。早晩、上下どちらかに放れるはずだ。本日は引き続き、26日のイエレンFRB議長の講演を控えて様子見姿勢が強まる中、原油相場の下落を受けて資源関連株の下落が目立った。
http://chartpark.com/wti.html
相場全体の手掛かり難を象徴しているのが、プリント基板メーカーのシライ電子工業株だった。時価総額わずか50億円余りだが、これといった材料もないのに売買代金は162億円にも膨らみ、東京市場全体で11位に入り、何と時価総額で約1000倍のホンダや三井住友フィナンシャルグループを上回った。閑散相場にしびれを切らした短期筋が、値動きの軽い銘柄に資金を振り向けた象徴的な現象と見られている。

イエレン議長の講演は米国の利上げの方向性を占ううえで市場の注目は特に高いが、その後も8月の米雇用統計、9月のFOMC、日銀金融政策決定会合における「総括的な検証」と、金融市場全体を左右しそうな重要イベントは相次ぐ。様子見相場はいつまで続くのだろうか?

33業種中22業種が下げた。下落率トップ5は、非鉄金属(1位)、石油・石炭(2位)、鉱業(3位)、倉庫・運輸(4位)、医薬品(5位)となった。

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