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川井 最初で最後の63キロ級 題にかかった

よかった


川井梨紗子「最初で最後のオリンピックの63キロ級」 レスリング/リオ五輪
サンケイスポーツ 8月19日(金)8時3分配信
 
 川井梨紗子「最初で最後のオリンピックの63キロ級」 レスリング/リオ五輪
金メダルを手に満面の笑みを見せる川井梨紗子=カリオカアリーナ (撮影・大橋純人)(写真:サンケイスポーツ)
 リオデジャネイロ五輪第14日(18日=日本時間19日、カリオカアリーナ)レスリング女子63キロ級の決勝を行い、川井梨紗子(21)=至学館大=がマリア・ママシュク(23)=ベラルーシ=に判定勝ち。五輪初出場で金メダルを獲得した。日本女子レスリングは今大会4つ目の金メダルとなった。今大会の日本選手団の金は12個となった。

 川井は本来58キロ級。しかし、この階級には今大会で五輪4連覇を達成した伊調馨が君臨し続けている。「打倒伊調馨」を掲げてきたが高い壁を越えられず、五輪を目指すため周囲の勧めで階級を変更。昨年の世界選手権で準優勝し、リオ切符をつかんだ。

 そして勝ち上がった決勝。川井は第1ピリオドの開始約30秒で低いタックルを決めると、バックを取って2点を先取。第2ピリオドも1分を過ぎたところで片足タックルを決め、2点を加点。終盤にも2点を追加し、6-0の快勝だった。

 川井は「最初で最後のオリンピックの63キロ級で、こうやっていい形で終われた」と話した。4年後の東京五輪は58キロ級で金メダルを目指す。

 (決勝直後)

 --どんな気持ちで臨んだか

 「(昨年の)世界選手権は、決勝に上がれたことがうれしくてちょっと舞い上がっちゃってた部分があるけど、その雪辱はこういう大きい舞台じゃないと晴らせないと思ったので、絶対勝つっていう気持ちで。前日の3人(登坂絵莉、伊調、土性沙羅)がみんな金メダルを取ったので、そのメダルを見て自分もほしいと思った。質問忘れちゃった。何でしたっけ、ごめんなさい(笑)」

 --どんな気持ちでマットに上がったか

 「絶対金メダル持って帰るっていう気持ちで上がりました」

 --ずっと攻めていた

 「それが自分の教えてもらったレスリングです」

 --(勝利後に見せたパフォーマンスで日本協会の)栄和人強化本部長の投げっぷりも見事だった

 「監督(栄氏)に投げさせてくださいって決勝前に言ってて、それができたので良かったです」

 (表彰式後)

 --金メダルをかけて

 「重たいです」

 --努力の結晶だ

 「そうですね、この階級(63キロ級)にするまでいろいろありましたし、してからもいろいろあった中で、最初で最後のオリンピックの63キロ級で、こうやっていい形で終われたことはすごく良かったです」

 --表彰台からの眺めは

 「いいですね。前日の3人がどんな景色を見てるのかなって思ってて。すごいいい景色でした」

 --想像通りだったか

 「日本の国旗がたくさん見えて、やっぱりオリンピックってすごいんだなって改めて思いました」

 --家族と話はしたか

 「少しそこで会っただけで。ありがとうございますって言っただけです」

 --4年後にまた戻ってきたくないか

 「もちろんです」

 --また同じところに立ちたいか

 「絶対立ちます」

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