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FOMC議事録

FOMC議事録:利上げが早期に必要かどうかで意見分かれる

Matthew Boesler
2016年8月18日 03:32 JST 更新日時 2016年8月18日 04:44 JST

米連邦準備制度理事会(FRB)が17日公表した連邦公開市場委員会(FOMC、7月26-27日開催)議事録では、追加利上げの緊急性をめぐり当局者の間で意見が分かれたことが示された。一部はインフレの抑制が続いていることから待つのが望ましいとした一方、労働市場が完全雇用に近い状態だとして早期の利上げを主張する当局者もいた。


  議事録では「幾人かは、インフレが当局の現在の予想よりも速いペースで上昇した場合でも、当局には反応する十分な時間がある可能性が高いことを示唆したほか、インフレ率が継続的に2%に近づきつつあるとの確信を強められるまでフェデラルファンド(FF)金利の追加引き上げを遅らせるのが望ましいとの考えを示した」と記された。


  一方、「他の一部参加者は、最近の経済情勢について、労働市場の環境が最大限の雇用確保と整合するか、もしくはそれに近い状態を示していると評価したほか、金融政策緩和の段階的な解除をさらに進めた場合でも委員会のインフレ目標達成に向けた最近の進展が今後も続くと予想した」とも指摘した。






  7月のFOMC会合では、FF金利を0.25-0.5%のレンジで据え置くことを決定。声明では「経済見通しへの短期的なリスクは後退した」と記された。
  議事録では「金融緩和の解除をさらに一歩進める前に、労働市場と経済活動の基調的な勢いを測るため、さらにデータを蓄積することが賢明だという認識でメンバ-らはほぼ一致した」と記された。




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