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【株式市場・今週の振り返り】

【株式市場・今週の振り返り】上昇、踊り場、上昇、踊り場で129円上昇の週
2016年7月23日 21:52

毎日「ポケモン」の10万ボルト級の威力で、都知事選もソフトバンク巨額買収も影薄く。もし、任天堂が日経平均採用銘柄だったら、17000円など軽く凌駕していた?
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 19日の日経平均は3連休が明けても6営業日続伸。前週末15日のNYダウは10ドル高。CME先物清算値は16485円。トルコで軍の一部がクーデターを起こしたが、反乱軍は16日までにほぼ鎮圧された。為替は一時、ドル円が104円台後半、ユーロ円が115円台後半まで円高が進行。週明け18日のヨーロッパ市場はロンドン以外下落。クリーブランドで始まった共和党大会は会場外だけでなく中でも反トランプの声が巻き起こり混乱。NYダウは16ドル高で7営業日続伸。CME先物清算値は16610円。NASDAQもプラス。19日朝方の為替レートはドル円が106円台前半、ユーロ円が117円台半ばで、トルコのクーデター騒ぎの影響は完全に払拭された。

 日経平均始値は114円高の16612円。高値は2時55分の16726円。安値は10時3分の16514円。終値は225円高の16723円。早朝、北朝鮮が日本海にミサイル発射。「またか」と慣れてしまうのが怖い。ドイツでは列車内でナイフで人を襲うテロ発生。それでも日経平均は日足一目均衡表の「雲」を上に抜けて高く始まり、序盤に16650円を超えるが乱高下。円高が進んでドル円が105円台になった10時台は16500円近くまで下げる。TOPIXは一時マイナス。それでも前引けまでに16500円台後半に戻す。後場はドル円が106円台に戻らなくても16600円台に乗せて再開し、再び「雲」を抜ける。2時台になると先物主導で高値を更新しながら16700円を突破した。TOPIXは高値引けだった。

 「御三家」の一角、ソフトバンクGは18日に英国の半導体大手アームHD(ARM)を3.3兆円で買収すると発表した。狙いはIoT。噂された大型M&Aがついに飛び出した。全額キャッシュだが英国ポンド安でお買い得。ロンドンFTSE100指数はこれを好感して上昇した。ARMは半導体の開発・設計大手で、「ARMアーキテクチャ」の提供先にはインテル、STマイクロ、東芝、パナソニック、ルネサスなどが並ぶ。しかし東京市場での株価は10%を超えるマイナスが終日続き、日経平均の足を引っ張ったまま終了。期待より財務への不安のほうが勝った。任天堂は7000億円以上の大商いで、東証1部の売買の約4分の1。年初来高値更新の快進撃が続き、「ポケモンGO」配信開始前日からの7営業日で株価は2倍以上に。関連銘柄も一斉に買われていた。



 日経平均終値は225.46円高の16723.31円、TOPIX終値は+14.29の1331.39。売買高は20億株だが売買代金は2兆9957億円と多い。値上がり銘柄数は1441、値下がり銘柄数は417。プラスは30業種で、上位は任天堂が属するその他製品、海運、パルプ・紙、ガラス・土石、医薬品、金属製品など。ゴム製品1業種がプラスマイナスゼロ。マイナスはソフトバンクGが属する情報・通信とその他金融の2業種。上海総合指数は0.22%安。

 20日の日経平均は7営業日ぶりに反落。NYダウは、企業決算はまちまちでも住宅着工件数が良く25ドル高で8営業日続伸、6営業日連続過去最高値更新。しかしNASDAQ、S&P500は反落。朝方の為替レートはドル円が106円台近辺、ユーロ円が116円台後半。日本時間で5時終了のCME先物清算値は16610円、5時30分終了の大阪取引所の日経平均先物夜間取引終値は16560円。

 日経平均始値は76円安の16646円。高値は2時4分の16692円。安値は10時3分の16554円。終値は41円安の16681円。始値は高めでも6営業日続伸の反動で序盤から16600円を割り、為替のドル円が105円台になると日経平均もマイナス幅を拡大するが、前場は16600円前後で小動きして安定し、為替ともども底堅い。前引けは16602円。後場は16600円の少し上の小動きから1時台、為替のドル円が円安に振れると高値を取って上昇し、16700円に接近。下げ幅を30円安まで圧縮したが、そこまで。ただしJPX日経400は7日続伸。快進撃を続けた任天堂やその関連銘柄もこの日は利益確定売りで下落し一服。ソフトバンクGは20円反発しただけ。

 日経平均終値は41.42円安の16681.89円、TOPIX終値は-0.64の1330.75。売買高は18億株、売買代金は2兆7199億円。値上がり銘柄数は972で値下がり銘柄数820よりも多い。プラスは13業種で、その上位は建設、不動産、陸運、情報・通信、食料品、水産・農林など。マイナスは20業種で、その下位はその他製品、証券、鉱業、鉄鋼、銀行、海運など。上海総合指数は0.28%安だった。


 21日の日経平均は大幅反発。マイクロソフトの好決算もありNYダウは36ドル高。9営業日続伸、7営業日連続過去最高値更新。NASDAQ、S&P500もプラス。金融セクターも買われた。朝方の為替レートはドル円が6月10日以来の107円台前半、ユーロ円が118円台前半まで円安が進行。CME先物清算値は16855円。大阪夜間取引終値は16820円。



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