昨日の米国株式相場は続伸した(DJIA +120.74 @18,347.67, NASDAQ +34.18 @5,022.84)。ドル円為替レートは104円台前半の円安方向へさらに振れた。本日の日本株全般は続伸した。東証1部では、上昇銘柄数が1,277に対して、下落銘柄数は597となった。騰落レシオは95.03%。東証1部の売買代金は2兆8916億円。
TOPIX +15 @1,300
日経平均 +136円 @16,231円
TOPIXも日経平均も3日続伸した。前場では一時、6月24日の戻り高値を超え、日経平均の上げ幅は3日間で1124円に達した。ローソク足はやや長めの上ひげを引いた陰線となった。高値では利益確定の売り圧力が強いことを示す日足となった。昨日の欧米株式相場が上昇し、円相場が1ドル=104円台後半とほぼ3週ぶりの円安水準まで売られたことを好感した。さらに、7月10日の参院選で与党が大勝した(政権が安定している)ことを受け、政府による大規模な財政出動(5~10兆円?)と日銀の追加金融緩和への期待が強まっていることも相場を支えた。しかし、直近3日間の戻りの主役はあくまで短期筋の買い戻しと見ておいた方が良さそうである。今後も国内外で不透明要因を抱えており、相場はしばらく不安定な状況が続きそうである。今月下旬以降、4~6月期決算発表が本格化するが、企業の想定為替レートよりも大幅に円高に振れているため、日本株には業績面での不安が付きまとう。さらに、今月末にはイタリアの銀行のストレスチェックが公表される。結果次第では世界の株式相場はまたリスクオフへ向かいかねない。
33業種中25業種が上昇した。上昇率トップ5は、銀行(1位)、鉱業(2位)、輸送用機器(3位)、証券(4位)、空運(5位)となった。
TOPIX +15 @1,300
日経平均 +136円 @16,231円
TOPIXも日経平均も3日続伸した。前場では一時、6月24日の戻り高値を超え、日経平均の上げ幅は3日間で1124円に達した。ローソク足はやや長めの上ひげを引いた陰線となった。高値では利益確定の売り圧力が強いことを示す日足となった。昨日の欧米株式相場が上昇し、円相場が1ドル=104円台後半とほぼ3週ぶりの円安水準まで売られたことを好感した。さらに、7月10日の参院選で与党が大勝した(政権が安定している)ことを受け、政府による大規模な財政出動(5~10兆円?)と日銀の追加金融緩和への期待が強まっていることも相場を支えた。しかし、直近3日間の戻りの主役はあくまで短期筋の買い戻しと見ておいた方が良さそうである。今後も国内外で不透明要因を抱えており、相場はしばらく不安定な状況が続きそうである。今月下旬以降、4~6月期決算発表が本格化するが、企業の想定為替レートよりも大幅に円高に振れているため、日本株には業績面での不安が付きまとう。さらに、今月末にはイタリアの銀行のストレスチェックが公表される。結果次第では世界の株式相場はまたリスクオフへ向かいかねない。
33業種中25業種が上昇した。上昇率トップ5は、銀行(1位)、鉱業(2位)、輸送用機器(3位)、証券(4位)、空運(5位)となった。