内需株が主導する戻り相場の限界が見え始めた?

優利加さん
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昨日の米国は祝日で株式市場は休場だった。ドル円為替レートは102円台前半での推移。本日の日本株全般は下げる銘柄の方が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が726に対して、下落銘柄数は1,102となった。騰落レシオは88.68%へ低下した。東証1部の売買代金は1兆5773億円。

TOPIX -5 @1,257
日経平均 -106円 @15,669円

TOPIXも日経平均も7営業日ぶりに小幅反落した。先週から急ピッチで戻りを試していたため、目先の利益確定売りが優勢となった。外国為替市場で円高が進み、円相場が一時1ドル=101円台に振れたのも、株式相場を下押しした。しかし、年初来高値を付けた銘柄(=51)は安値銘柄数(=20)を大きく上回り、6日続伸した前日(64>16)までの相場の特徴とは大きく変わっていないようにもみえる。ただ、今日はこれまで堅調だった内需株の一角が値を崩したことで、主力の輸出関連株の動きが鈍い一方で内需株が主導する戻り相場の限界が見え始めた。年初来高値を付けた銘柄には、医薬や日用品といった内需株が多かった。円高進行リスクが依然として懸念される中で、消去法的に為替リスクが少ない内需株に資金が移動している。

33業種中24業種が下げた。下落率トップ5は、水産・農林(1位)、機械(2位)、保険(3位)、銀行(4位)、鉱業(5位)となった。

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