7日の日経平均は予想外の反落。129円もさげて、13125。、NY株高、ドル高円安という好環境にもかかわらず、どっと下げてしまった。移動平均線では25日線を切り、日足転換線13181基準線13137も割ってしまった。日足RCIもさげている。好環境なのに、上がらなかったので、市場には落胆が広がっているらしい。結局上値のトランドラインで見事に抑えられている形である。しかし3月からの下値支持線もまだわっていないので、週足では大きな三角持合を形成しているようにみえる。どちらに離れるか、予断を許さない状況だが、月足レベルでは、7月に雲の下限12583近辺で反発して下ひげをつけており、これを割らなければ、二番底形成の途上だと思われる。
なぜ東京にこれほど元気がないのか。NY引け後のAGIの決算が悪かったともいわれているし、国内景気の減退も影響しているだろうが、ヘッジファンドの手仕舞いの期限という需給要因も大きいのではないか。NYは一応は底を打っているようであり、ドルも109円に突入しているので円安は定着しつつあり、こうした環境が変わらなければ日経平均は、上下を繰り返しながらゆっくりと二番底を固めてゆくと期待したいところだ。