原著第一巻【一目均衡表】を読み直して

unle-takaさん
unle-takaさん
先週と先週の週末で原著一巻【一目均衡表】を読み直して見て思ったことがいくつかあります。たぶん一番最初に読んだ時より、あるかに得るものが多いし、他の原著を読み込んだ後だけに新鮮さもあります。一目山人翁がいかに読者の事を見越して、原著の内容を書き進んでいったかが明瞭です。どくに一巻は、時間論についてはスパンと相場の趨勢に留めて、表現のしにくい複雑な変化日の決め方については、この時点では出てきません。完結編で出てきている変化日の決め方も実は山人はこれなら読者でも理解できるだろうという観点から記述しているだけで、極意は表現できないとも追っています。一目山人にとっては当たり前のことを文章にするだけでも大変だったと思いますが、読者の勉強の進み具合を考えて、章を進め、分かりやすく相場のなんたるかを表現しようとしいるのは素晴らしいと改めて思いました。改めて、山人の売買手法に接することができる書でもあり、具体的でもあります。要点をノートにまとめると10ページも必要がないのに、要点以外の言葉がずしりと重くのしかかる点もすばらしいと思いました。
unle-takaさんのブログ一覧