英国EU残留派が優勢⇒株高

優利加さん
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昨日の米国株式相場は小幅下落した(DJIA -48.90 @17,780.83, NASDAQ -10.44 @4,833.32)。ドル円為替レートは104円台半ばでの推移。本日の日本株全般は上昇した。東証1部では、上昇銘柄数が1,285に対して、下落銘柄数は556となった。騰落レシオは94.32%。東証1部の売買代金は1兆5701億円となり、さらに薄商いとなってきた。

TOPIX +14 @1,299 
日経平均 +173円 @16,238円

英国国民投票を巡り最新の世論調査でEU残留派が優勢となり、英国のEU残留への期待が高まった。これを受けてTOPIXも日経平均も大きく上昇した。どちらも完全に10日移動平均線を回復しており、時の利は6月21日から買い転換している。欧州外国為替市場で、英ポンドは対ドルで大幅に上昇し、欧州株式相場は全面高となった。日本株は短期筋を中心に買い戻しが優勢になった。しかし、様子見の投資家も多く、東証1部の売買代金は1兆5701億円と今年2番目の薄商いとなった。英国がEUに残留したとしても、その先に欧州リスクが燻っている。もし、今回Brexitが回避できたとしても、次はフランスやスペインなど英国以外のEU離脱懸念についてもFrexit、Spexitという造語で語られ始めたくらいである。さて、英国国民がBrexitの道を選択した場合、一時的にはポンドが売られ、英国株や欧州株、そして日本株も急落するだろうが、各国中央銀行によるドル供給や、ポンド買い介入、円売り介入などが予想され、株価は一旦下落するが、短期間で回復すると予想される。

33業種中30業種が上げた。上昇率トップ5は、鉄鋼(1位)、海運(2位)、鉱業(3位)、輸送用機器(4位)、銀行(5位)となった。

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