6日のNYは続伸。終値は11656.07(+ 40.30)である。連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)の赤字決算で下げたが、原油価格118ドルを下回ったことで反転した。日足では基準線11262、転換線11379を大きく抜けて7月23日の11698の高値に迫る勢い。直近高値を抜ければ雲の下限11911を目指すことになろう。MACDは上昇しているし、RCIも反発気味であるので、期待したいが、まだ確実にはいえないところ。週足でも転換線11598を上抜け、基準線11982へ向かいつつあり、週足RCIも底打ちなので、しばらく戻しの局面が続きそうだ。月足では7月に雲の上限までの長いしたひげをつけており、月足RCIも底打ちしており、ここを一番底にして反発局面とみたいところであるのだが、月足転換線が基準線を割り、MACDもゼロに突入しかけており、その点ではまだ不安が残っている。
原油が120ドルをきり、予想していたようにピークアウトしてきたので、インフレ懸念は後退し、アメリカの景気も持ち直す期待がでてくるであろう。ただ景気の実態は、厳しい数字が続きそうなので、NYではそのへんの材料の綱引きがしばらく続くのではないだろうか。
ただ日本の方は、ドルの買い戻しがすすんで為替が109円台に突入しており、輸出関連が楽になることで、さしあたりNYよりかなり明るい展開になりそうである。昨日は大幅に反発して13254。日足の基準線13137 転換線13181を抜けた。まだ7月31日の13467の高値にもとどいておらず、6月18日からの上値のトレンドラインの近辺にあり、明確に上昇にてんじたとはいえないかもしれないが、3月安値からの下値のトレンドラインのところで下げ止まって反発した形になっており、この水準を上離れれば下値がかなり固まってきていることになりそうだ。とはいえ、日本の景気もあきらかに後退局面入りしており、悪い数字がでてくれば、つっかかってしまうかもしれない。