円高進行を嫌気して・・・

優利加さん
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昨日の米国株式相場は続落した(DJIA -34.65 @17,640.17, NASDAQ -8.62 @4,834.93)。ドル円為替レートは一時103円台に突っ込むほど円高方向へ動いた。これを嫌気して本日の日本株は全面安となった。東証1部では、上昇銘柄数が57に対して、下落銘柄数は1,883となった。騰落レシオは81.14%へ低下した。東証1部の売買代金は2兆1355億円。

TOPIX -36 @1,242
日経平均 -485円 @15,434円

6月15日、FRBが金利を据え置きを決定したことをを受けて、為替市場で円高・ドル安が進行した。さらに6月16日に日銀が金融政策決定会合で金融政策の現状維持を決定すると、円高・株安が加速し、東証1部の9割以上が下落する全面安となった。しかし、大幅安にもかかわらず、商いはそれほど増加しなかった。薄商いの中、ヘッジファンドなどの売りに対して、機関投資家が押し目買いを見送ったと見られる。6月23日に英国のEU離脱の是非を巡る国民投票を控えており、日銀はもしもの場合に備え、残り少ない緩和カードの温存を決めたと言える。

東証1部のPBRは解散価値とされる1倍に迫る1.02倍まで低下してきた。
http://www.morningstar.co.jp/RankingWeb/SectorTable.do

33業種すべてが下落した。下落率トップ5は、不動産(1位)、非鉄金属(2位)、ガラス・土石(3位)、ゴム製品(4位)、その他金融業(5位)となった。


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