思い切った財政政策と金融政策が期待されるが・・・

優利加さん
優利加さん
昨日の米国株式相場は大幅続落した(DJIA -132.86 @17,732.48, NASDAQ -46.11 @4,848.44)。ドル円為替レートは105円台後半での推移。本日の日本株全般は続落した。東証1部では、上昇銘柄数が227に対して、下落銘柄数は1,670となった。東証1部の売買代金は1兆9892億円。

TOPIX -13 @1,272
日経平均 -160円 @15,860円

TOPIXも日経平均も続落して、5月2日安値(日経平均安値=15,975円)を下抜けた。次の下値支持線である4月8日安値(日経平均安値=15,471円)を堅持できるかどうか注目したい。英国のEU離脱問題、Brexitによる英国経済の悪化や、安全資産とされる円買いによる対ドルやユーロでの円の全面高が引き続き嫌気されている。さらに、米国の利上げもリスクとして意識されている。15日まで開かれる今回のFOMCでは利上げは見送られるという見方が大勢である。しかし、年内2回の追加利上げや、イエレン議長による利上げに前向きな発言があればリスク回避の姿勢が一段と強まりかねない。さらに、外国人投資家による日本株売が足元でまた増加していることも懸念材料である。

http://www.traders.co.jp/domestic_stocks/stocks_data/investment_3/investment_3.asp

思い切った財政政策と金融政策がほぼ同時に出てこない限り、日本株に対する魅力が高まらないので、外国人投資家の売りは続きそうだ。しかし、現実的に考えると、下げ切るとろまで下げるのを待つしかないと思う。

33業種中32業種が下げた。下落率トップ5は、証券(1位)、銀行(2位)、水産・農林(3位)、医薬品(4位)、食料品(5位)となった。

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