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今週の【日経平均】6月6~10日

今週の【日経平均】6月6~10日『重要イベント控え模様眺めムード』






【日経平均は反落、米雇用統計受けて売り先行も円高一服で下げ渋る】6日(月)

■概況■16580.03、-62.20
6日(月)の日経平均は反落。米5月雇用統計を受けて円相場が1ドル=106円台まで急伸した流れから、日経平均は268円安でスタートした。寄り付き後は一時16322.64円(前週末比319.59円安)まで下落する場面があったものの、円高進行が一服するとともに買い戻しが入り、日経平均は下げ幅を縮める展開となった。後場に入ると16500円台まで値を戻し、本日の高値圏で取引を終えた。今晩予定されるイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長講演を見極めたいとする模様眺めムードも強く、商いは引き続き低調だった。大引けの日経平均は前週末比62.20円安の16580.03円となった。東証1部の売買高は18億7087万株、売買代金は1兆8267億円だった。業種別では、証券、鉱業、保険業が下落率上位だった。一方、鉄鋼、電気・ガス業、陸運業が上昇率上位だった。


◆注目銘柄◆
三菱UFJ、三井住友、みずほ、ホンダなどが軟調で、トヨタ自やファーストリテは小安い。前週末に急伸したPDのほか、東芝、第一生命が3%超の下落。複数の証券会社で投資評価引き下げが観測された鹿島は5%安と下げが目立った。また、神戸物産、いちよし証券、山一電機などが東証1部下落率上位となった。一方、ソフトバンクグ、ソニー、JT、NTT、村田製などがしっかり。また、宮越HD、インタワクス、邦チタニウムなどが東証1部上昇率上位となった。


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【日経平均は反発、為替の落ち着きで上げ幅広げる】7日(火)

■概況■16675.45、+95.42
7日(火)の日経平均は反発。6日の米国市場では、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を受けてNYダウが113ドル高となった。為替相場も朝方には1ドル=107円台半ばまで円安に振れており、日経平均はこうした流れを受けて71円高でスタートした。週末のメジャーSQ(先物・オプション特別清算指数)を控え、寄り付き後に一時マイナスへ転じるなど前場は方向感に乏しい展開だった。ただ、後場には円相場の弱含みとともに一段高となり、一時16701.01円(前日比120.98円高)まで上昇する場面があった。大引けの日経平均は前日比95.42円高の16675.45円となった。東証1部の売買高は16億1468万株、売買代金は1兆7798億円だった。業種別では、鉱業、石油・石炭製品、その他製品が上昇率上位だった。一方、空運業、パルプ・紙、食料品が下落率上位だった。


◆注目銘柄◆
三菱UFJ、三井住友、ファナック、ソニー、みずほが堅調。村田製が4%超、アルプス電が5%超の上昇となるなど電子部品大手の一角で上げが目立った。東芝も4%超高に。また、有機EL関連のVテクや、前日に決算発表したピジョンが商いを伴って急伸し、ストップ高の宮越HDとともに東証1部上昇率上位となった。一方、トヨタ自、ファーストリテ、KDDI、スズキ、JTなどがさえない。ソフトバンクグは小幅安で、JALは2%超の下落に。また、クミアイ化、あさひ、鳥貴族などが東証1部下落率上位となった。



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【日経平均は続伸、中国懸念後退で上げ幅3ケタに広げる】8日(水)

■概況■16830.92、+155.47
8日(水)の日経平均は続伸。7日の米国株式市場は高安まちまちだったが、シカゴ日経225先物清算値16710円にサヤ寄せする格好で日経平均は47円高からスタートした。週末のメジャーSQ(先物・オプション特別清算指数)を控え、朝方は16700円を挟んだもみ合いとなったが、前場には円相場が強含むとともに一時93円安まで下落する場面もあった。ただ、昼頃発表された中国の5月貿易収支で輸入額が市場予想を上回り、同国の景気減速懸念の後退を好感して買いが優勢となった。大引けにかけて16800円台を回復して高値引けした。大引けの日経平均は前日比155.47円高の16830.92円となった。東証1部の売買高は16億6613万株、売買代金は1兆8207億円だった。業種別では、空運業、石油・石炭製品、水産・農林業が上昇率上位だった。一方、保険業、非鉄金属、鉄鋼が下落率上位だった。


◆注目銘柄◆
トヨタ自、ソフトバンクグ、三井住友、ソニー、ファーストリテなどがしっかり。国債入札の特別資格返上で調整と伝わった三菱UFJや、ファナック、NTTドコモが2%超の上昇。前日急伸していたVテクやピジョンは続伸して4%前後の上昇。パナソニックも3%超高と上げが目立った。また、ワイエイシイ、ステラケミファ、丸和運輸機関などが東証1部上昇率上位となった。一方、村田製、KDDI、キーエンス、デンソー、OLCなどが軟調。また、前日決算発表したイーブックや、ネクステージ、KLabなどが東証1部下落率上位となった。


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【日経平均は3日ぶり反落、円高が重しとなり大型株軟調】9日(木)

■概況■16668.41、-162.51
9日(木)の日経平均は3日ぶり反落。前日の原油相場の上昇や米株高にもかかわらず、為替相場が円高で推移していることが嫌気され、日経平均は88円安からスタートした。朝方発表された4月機械受注が市場予想を大きく下回ったことも売りを誘い、寄り付き後の日経平均は下げ幅を広げる展開となった。為替市場では1ドル=106.50円台まで円高が進み、日経平均は後場に一時16587.77円(前日比243.15円安)まで下落したが、売り一巡後は引けにかけて値を戻した。引き続き売買は低調で、規模別では大型株の下げが目立った。
大引けの日経平均は前日比162.51円安の16668.41円となった。東証1部の売買高は16億8404万株、売買代金は1兆7853億円だった。業種別では、銀行業、保険業、空運業が下落率上位だった。一方、上昇したのは鉱業、石油・石炭製品、電気・ガス業の3業種のみ。


◆注目銘柄◆
三菱UFJや三井住友が売られ3%前後の下落となったほか、トヨタ自、みずほ、村田製、ファーストリテ、ファナックなどが軟調。前日に一部証券会社の投資評価引き下げが観測されたクボタが続落し、売買代金上位のなかで下げが目立った。また、宮越HD、NEXYZ.、日ゼオンなどが東証1部下落率上位となった。一方、米子会社のインドでの原発受注が好感された東芝が5%近く上昇したほか、JT、アステラス薬がしっかり。大型株が軟調となるなかで中小型株に物色がシフトし、PDやVテクが上昇して売買代金上位に顔を出したが、短期資金が中心で値動きの荒さも目立った。また、日新電、メック、日本エンターなどが東証1部上昇率上位となった。


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【日経平均は続落、重要イベント控え模様眺めムード】10日(金)

■概況■16601.36、-67.05
10日(金)の日経平均は続落。9日の米国市場では、原油安を受けてNYダウが19ドル安となった。先物・オプションSQ(特別清算指数)に絡んだ商いは若干の買い越しとの観測だった。日経平均は30円安からスタートして下げ幅を広げたが、前場は為替相場が円高一服で落ち着きを見せたことから16500円台後半でもみ合う展開となった。NY原油先物価格が時間外取引で下げ幅を拡大し、日経平均は後場に一時16500円を割り込む場面もあった。ただ、来週に日米の金融政策を巡る重要イベントを控え、模様眺めムードが強かった。大引けの日経平均は前日比67.05円安の16601.36円となった。東証1部の売買高は22億0721万株、売買代金は2兆4548億円だった。業種別では、鉱業、鉄鋼、石油・石炭製品が下落率上位だった。一方、上昇したのは空運業、精密機械、金属製品など4業種のみだった。


◆注目銘柄◆
ソフトバンクグ、三井住友、ファーストリテ、ファナック、みずほなどが軟調。原油安を受けて石油資源が4%超下落したほか、資源関連銘柄が売られた。住友鉱やDOWAは一部証券会社による投資評価引き下げもあり下げが目立った。また、ホソカワミクロ、博報堂DY、住友鉱などが東証1部下落率上位となった。一方、トヨタ自、三菱UFJ、KDDI、アステラス薬、塩野義薬などがしっかり。東エレクは2%高。引き続き中小型株が物色され、Vテクが売買代金上位に顔を出した。また、ヤフーによる株式公開買付け(TOB)が発表されたイーブックはストップ高比例比例配分となり、芦森工やサンケン電などとともに東証1部上昇率上位となった。




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