昨日の米国株式相場は上昇した(DJIA +48.89 @17,838.56, NASDAQ +19.11 @4,971.36)。ドル円為替レートは108円台半ばの円高方向へ動いた。本日の日本株全般は上げた。東証1部では、上昇銘柄数が1,196に対して、下落銘柄は600となった。騰落レシオは95.28%。東証1部の売買代金は1兆7695億円へ減少し、また2兆円を割り込んだ。
TOPIX +5 @1,337
日経平均 +80円 @16,642円
米株高や原油先物相場の上昇を受け、TOPIXも日経平均も少し反発した。ただ、前日に発表された5月の国内既存店売上高が2カ月連続で前年実績を超えたことが好感されてファーストリテイリング株が7%上げ、この1銘柄だけで日経平均を76円押し上げた。これをを除くと実質はほぼ横ばいであった。直前2日間で672円下げた割に反発力は弱いという印象だ。
注目されたOPEC総会では増産凍結がまたも見送られた。足元の原油先物相場がすでに上昇基調にあったので、失望売りは限られ、相場への影響は限定的だった。
日本時間の昨夜午後9時に発表された5月の米雇用統計は非農業部門の雇用者数の伸びが前月比3万8000人増となり市場予想(15万5000人増)を大幅に下回った。FRBの追加利上げが先送りされる公算が大きくなり、米長期金利が低下したため、日米金利差の縮小を見込んだ円買い・ドル売りが入った。円相場は一時106円台まで円高となった。週明けの日本株は荒れそうだ。
もし、英国のEU離脱が現実に決まったりすればユーロおよびポンドの一段安だけでなく、7月のFOMCでも利上げが見送られる可能性が高まる。そうなるとますます円高が進行しやすくなる。ポジションのデルタを調整しながら慎重な売買を続ける必要がありそうだ。
33業種中24業種が上昇した。上昇率トップ5は、水産・農林(1位)、小売り(2位)、食料品(3位)、石油。石炭(4位)、陸運(5位)となった。投資家が消去法的に内需株を買っている様子がうかがえる。
TOPIX +5 @1,337
日経平均 +80円 @16,642円
米株高や原油先物相場の上昇を受け、TOPIXも日経平均も少し反発した。ただ、前日に発表された5月の国内既存店売上高が2カ月連続で前年実績を超えたことが好感されてファーストリテイリング株が7%上げ、この1銘柄だけで日経平均を76円押し上げた。これをを除くと実質はほぼ横ばいであった。直前2日間で672円下げた割に反発力は弱いという印象だ。
注目されたOPEC総会では増産凍結がまたも見送られた。足元の原油先物相場がすでに上昇基調にあったので、失望売りは限られ、相場への影響は限定的だった。
日本時間の昨夜午後9時に発表された5月の米雇用統計は非農業部門の雇用者数の伸びが前月比3万8000人増となり市場予想(15万5000人増)を大幅に下回った。FRBの追加利上げが先送りされる公算が大きくなり、米長期金利が低下したため、日米金利差の縮小を見込んだ円買い・ドル売りが入った。円相場は一時106円台まで円高となった。週明けの日本株は荒れそうだ。
もし、英国のEU離脱が現実に決まったりすればユーロおよびポンドの一段安だけでなく、7月のFOMCでも利上げが見送られる可能性が高まる。そうなるとますます円高が進行しやすくなる。ポジションのデルタを調整しながら慎重な売買を続ける必要がありそうだ。
33業種中24業種が上昇した。上昇率トップ5は、水産・農林(1位)、小売り(2位)、食料品(3位)、石油。石炭(4位)、陸運(5位)となった。投資家が消去法的に内需株を買っている様子がうかがえる。