円高で反落したがいつもとちょっと違う

優利加さん
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昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA -86.02 @17,787.20, NASDAQ +14.55 @4,948.05)。ドル円為替レートは109円台後半の円高方向へ動いた。本日の日本株全般は反落した。東証1部では、上昇銘柄数が473に対して、下落銘柄数は1,350となった。騰落レシオは100.32%。東証1部の売買代金は2兆1154億円。

TOPIX -18 @1,362
日経平均 -279円 @16,956円

円相場が円高方向へ動き、TOPIXも日経平均も反落した。前日の陽線にたすきを掛けるように陰線で反落する「たすき線」となった。日経平均は3日ぶりに17,000を割り込んだ。しかし、自動車など輸出関連株の下げは相対的に小さく、円高に対する反応の仕方がいつもと違った。米国の利上げが近いことを反映し、投資家が鉄道などの内需株から輸出株へと資金をシフトする動きが広がっているようである。FRBのイエレン議長が5月27日の講演で「今後数カ月内の利上げは適当」と発言し6 ~7月の利上げを予想する声が強まっていることが背景にある。

33業種すべてが下げた。下落率トップ5は、水産・農林(1位)、鉄鋼(2位)、電気・ガス(3位)、証券(4位)、陸運(5位)となった。

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