《独り言》
おはようございます。
今朝は天気が悪いですね。
ところで、今後のテーマとしては
①消費税増税延期
②利上げを市場はどう織り込むのか?
が挙げられるのでしょうか。
個人的には、
①について財政上、消費税増税延期は反対です。
米国は景気が良くて引き締めるための利上げをしようとしているのに
リーマン危機となるリスクが今あるとは思えません。
安倍政権のために消費税増税延期をしようとしているとしか思えません。
日本が将来ギリシャ危機のような状態になるのを早めるような自殺行為にも思えます。
また、②については、利上げをうまく織り込む素地ができているのかとみています。
2004年に利上げしたときには、利上げ開始時からマーケットが織り込み始めるのに半年から一年近くかけた印象です。(別添えの画像をご覧ください。)
現在、半年近くたつ中で、織り込めるようになったのか??、まだ確信はないですが、織り込めたらよいと考えています。
ただ、2004年より明らかに新興国経済が世界経済に与える影響が大きくなっています。世界的な金融緩和から逆流する資金の流れ、それがマーケットに与える影響は前回とは異なる結果になるのかもしれません。
------------
日経平均は現時点でCMEが16990円と17000円に迫る状態。
上昇して始まるのは間違いなく、そして金曜日よりも強くなっているので、17000円を上抜けて堅調に推移する可能性が高そうです。
+1σが17136円という水準になっています。17150円くらいが上値でしょうか。
+2σは17536円で17500円の水準が次の意識されるレベルとみています。
業種別に
・強くなるのは7&Iなど小売関連株
・弱いのは金曜日に米国市場で原油価格が小幅ですが下落したことから資源関連株
になるのでしょう。
<5/30の経済指標等イベントは?>
朝方には4月小売業販売額が公表されます。
数字が良ければ消費税増税と絡んで市場によりポジティブに影響を与えるかもしれません。
http://info.finance.yahoo.co.jp/fx/marketcalendar/
ただし、今週も雇用統計等の経済指標がでるので市場はそれらに大きく振らされる可能性はあるかもしれないことに注意しましょう。
------------
<米国各金融市場は?>
さて、米国市場では
・為替:1ドル=110円台前半で取引された。イエレン議長が数カ月のうちに追加利上げが適切になると発言してドル高に。
・米国株:SP500は前営業日対比で0.4%高。追加利上げを正当化するような評価。いずれの業種も上昇したらしいが、金融、テクノロジー、ヘル スケアが特に買いを集めたらしい。
・債券:10年債利回りは2bp上昇して1.85%となった。6月に利上げする可能性は34%、7月は58%になったということ。
・原油:続落。終値は1バレル=49.33ドル。カナダで再操業の準備を進めており、供給が増加する見通しなのか
となりました。
Dow 1週間推移(出所:Yahoo!)
(注)投資判断はご自身でお願いします。