TOPIX +3 @1,338
日経平均 -8円 @16,645円
米国株は大幅安となったが、TOPIXも日経平均も小安く始まったが大きく崩れることはなかった。この3日間は5月13日の高値と安値の範囲内での値動きが続いている。1-3月期GDP速報値は前期比年率1.7%増、2四半期ぶりにプラス成長となり市場予想の中心である0.3%増を大幅に上回った。市場予想を上回る強い数字だったものの、その解釈がまちまちだったため、不透明感がより強まってしまった。2四半期連続でマイナス成長になれば、政策期待が高まり、株価は下支えされるという思惑は宙に浮いたが、うるう年の効果を考慮すれば景気の勢いは弱く、財政出動を伴う景気対策が打たれるとの見方もできる。少なくとも、日銀のマイナス金利拡大観測が後退し、三菱UFJや三井住友FGなど銀行株が大幅高となり、マイナス金利下で運用難にあえぐ保険株も買われた。
33業種中18業種が上げた。上昇率トップ5は、鉱業(1位)、銀行(2位)、海運(3位)、石油・石炭(4位)、非鉄金属(5位)となった。