「はかなくも消ゑゆく煙 われにし似るか」
石川啄木 出典;一握の砂
✉タバコ・ニュース
〇日本たばこ、メビウスを、30~50円値上げ。
〇タバコ・パッケージの*警告文スペースをさらにひろげる。
オーストラリアでは、毎年値上げをして、タバコ一箱40豪ドル(邦貨3155円いま現在。豪ドル安)と、4年後にする。それに比べれば、とは思うけど、やっぱり、こっそり値上げだよな。
*警告文・・・・「喫煙は、あなたにとって肺がんの原因のひとつとなります。疫学的な推計によると、喫煙者は肺がんにより死亡する危険性が非喫煙者に比べて約2倍から4倍高くなります」という文章で、その他、心筋梗塞あり、脳梗塞、肺気腫への警告文。また妊娠中の女性への警告文もあります。
まるで子供だましだな。警告文は、事実だろうけど、べつに喫煙者の健康をおもんばかって、附けられたものではない。損害賠償を起こされないうちに、喫煙者の自己責任の所在を明確にし、いはばアリバイをつくろうとしているだけ。
この警告文の版元は、アメリカ合衆国。訴訟大国アメリカ商法。
それと、この広告文には、喫煙者のタバコ購入を阻止できる力は、ほぼない。なぜ?そう言える。
答え。喫煙者は、すでにニコチン中毒だから。
しかし、タバコって一体なんだ?・・・・ナス科タバコ属の植物の葉っぱにあらずや。
ところが、いまや違ふ。そりゃぁ、すこしは見せかけに、葉っぱも使ふだらふ。しかし、もふ大部分は、パルプを薄くスライスして、タバコ葉に見せかけたもの。そこに人工ニコチンを付着させたもの。
この場合、人工的に抽出したニコチンは、純度が高く、ニコチン依存は、葉っぱより、はるかに強くなってしまふ。いやいや、そのニコチンが、タバコ由来なら良いけれど、化学合成(原料、原油)されたものも使ってゐる。
化学合成ニコチンは、もふ覚醒剤の一種と看做(みな)してよひのでは、なひだらふか。
ゆくゆくは、脳にドーパミンを分泌するアセプター(受容体)を破壊するリスクあり。
かふなると、脳は、自發的にドーパミンを作り出す能力がなくなる。そして、完全タバコ依存。
また肺がんは、どちらかといふと、ニコチンよりも、タールとの因果関係が深いと言われてゐる。
仮に、山田太郎が、タバコのせいで、肺がんになったとせよふ。これ、はたしてタバコ葉のタールのせいか?パルプのタールか判定がつかぬ(葉っぱは、そんなにタールは含まなひ筈)。
現役スモーカーの小生にとっても、いまのタバコは、過激だな。いつぐらひから過激になった?
むかし専売公社のOBで、ブレンダーを、やってた御老人が告白するに、「私ら、たふたふ、やってはならない事をしてしまったんです」すなはち化学薬品の投与。それまでは、砂糖やらラム酒なんどで味付けしょうとしていたらしひ。ただそれではもう間に合わなくなった。団塊の世代が、一斉にタバコを吸いだしたから。昭和40年代ぐらひからか?・・・・いまになっては、タバコは、もふ詩歌の題材にされることは、なひかも。
ここで小生もすこし過激なことを書こふ。警告文は、無効だ。
なぜなら、いまのタバコには、タバコ葉のほかに、各種化学薬品、パルプなどが含まれているから。
✑拝啓 財務大臣様。
わたしどもスモーカーは、ナス科タバコ属のタバコを購(あがな)ってゐたつもりでおります。そこに各種化学薬品やパルプが含まれてゐ(イ)るとの告知や説明は、日本たばこ産業株式会社より、いっさい受けておりません。重大なる歴史的食物(嗜好品)偽装事件ですぞ。詐欺罪の恐れもあり。三菱自動車排ガス不正事件を遥かに超ゑた不正あり。
つきましては、わたしども事情を知らされなかったスモーカーへ損害賠償への道を開いてください。根拠法;日本国憲法第13条、同第25条。
ほんまそうかい記