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米国株(6日):上昇、雇用統計を受けて利上げ観測が後退

米国株(6日):上昇、雇用統計を受けて利上げ観測が後退


6日の米国株は4日ぶりに上昇した。4月の米雇用者数が7カ月ぶりの低い伸びにとどまったことから、金融政策当局は緩やかな利上げを目指すとの観測が広がった。
  
ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値でS&P500種株価指数は0.3%上昇して2057.14 。 ダウ工業株30種平均は79.92ドル高の17740.63ドル。   
  
米労働省が発表した4月の非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比16万人増。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は20万人増だった。前月は20万8000人増(速報値21万5000人増)に下方修正された。家計調査に基づく4月の失業率は5%と、前月比横ばい、平均時給の伸びは加速した。


LPLファイナンシャル(ボストン)のチーフ経済ストラテジスト、ジョン・カナリー氏は「市場の最初の反応は、6月利上げの可能性は消えたというものだった」と述べ、「勢いはなかったものの、極めて悪い内容でもなかった。投資家の関心は週末と来週に発表される中国の統計に向かった。世界経済の成長見通しが確認されるか否定されるかのどちらかだ」と続けた。



ブルームバーグ引用
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