《独り言》
富士フィルムが決算を公表。
印象はポジティブ。主因は発行済株式数の3.8%にあたる自社株買いの決定。
当社の決算短信を初めて見たが、事業が多角化されており、正直、全体像はつかみにくい。
次のような事業が行われている。
・プリント事業
・デジカメやスマホ用カメラモジュール
・医療ITシステム、内視鏡等
・医薬品や再生医療事業
・化粧品事業
・記録メディア事業
・プリンター等のオフィスプロダクト事業
<ポイント>
①決算は減収増益。
②会社予想は増収増益。
③配当は増配継続
④上限500億円(3.8%)の自社株買いを決定。(今年度1000億円を基本方針とする)
なお、ROEは5.8%であるが、当社の株主資本比率は61.1%であり、株主資本が大きいことがROEの低い要因となっている。
今後も継続的な自社株買いが可能な財務状況であると推察される。
<決算業績概要>
決算業績及び会社予想は以下の通り。
27/3 28/3 29/3予想
売上高 2,492,605 2,491,624 2,550,000(百万円)
営業利益 172,398 191,179 220,000
当期純利益 118,553 123,313 125,000
配当 60 65 70(円)
為替レート ドル 120 110
ユーロ 130 125
6カ月株価推移
2年間株価推移
(注)投資判断はご自身でお願いします。