値動きに関しては時間が無いので省くが、先週から今週に賭けては違った難しさがあった。世界的にはリスクオンとなっているのに日本は円高によって日経が下落するという世界とは逆行する現象が見られた為だ。
こうなってくると、原油下落などの材料があるうちはいいが、円買いの理由がよくわからなくなってくると、ポジションの調整に苦慮する。
先週の月曜のブログでヘッジを多めに入れて下落相場をみていた。しかし、原油安が収まると日経は円高にも関わらず下げ止まってしまった。ドル円相場と日経平均の関係をずっと見てきていた身としては、乖離は1000円近くにまで積みあがってるイメージ。どう考えても今の為替じゃ今の日経を支え切れるとは思えない訳だが、実際には支えてしまっているどころか買われている。
今までの私であれば、ニュートラルポジションで意味不明な相場をやり過ごすところであるが(4日の時点では実際にそうしようと思っていた)、今回は流石に円買いの理由も投機筋のポジションの影響以外に考えられれない状況で、数か月に及ぶ円買い相場の終わりが近い予感がしていた。
4日の時点では、原油安の影響も考慮してVIX短期指数も買っていたがすぐに利確。アメリカのVIXに上昇圧力はあまりないとと思ったからだ。
なので震源地である日本に焦点を絞り、今度は日経平均に連動するETFでヘッジ売りするも、原油相場が落ち着きを取り戻しつつあるのを見て、ETFや先物等で行っていた分のヘッジを少しづつ解消。今種の月、火曜の時点では再び買いのポジションが多くなり、水曜にはドル円ロング、先物ロング、オリックス再び買い直し等の強気ポジに変更した。
個別銘柄では結局オリックスは持ちっぱなしにしていた方が利益が出ていたという悲しい結果になっている。
全体としてはショートポジだった分の利益と、日経平均16000円前半頃に買えた先物等の含み益は良いトレードだったと思うが、最近の割高銘柄の上昇による空売りの損失を入れるとトントンくらいだ。
本当にマザーズは強い。というかそーせいが強い。そーせいだけが強いなら良いのだが、個人に人気な割高銘柄も同時に上がるのは辞めていただきたい。いつまでこの状況が続くのかは分らないが、完全に足を引っ張っているのがこの個別銘柄のショートポジションであるのでこちらをどうにかしないと、今年のパフォーマンスは期待できるものになりそうにない。