とりあえずこの程度の円高水準は織り込んだか?

優利加さん
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原油在庫の減少を好感してNY原油が上げ、昨日の米国株式相場は大きく反発した(DJIA +112.73 @17,716.05, NASDAQ +76.78
@4,920.72)。ドル円為替レートは108円台後半の円高方向へ動いた。本日の日本株全般は下げ渋りから小幅反発する銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,023に対して、下落銘柄数は776となった。騰落レシオは93.19%へ低下した。東証1部の売買代金は2兆898億円。

108円台後半まで円高進行したが、TOPIXも日経平均も少しだが反発した。大きく下げた後、十字足が2日連続しており、下げ渋りを見せている。この程度の円高水準は相場に織り込まれてきたか?1ドル=108円台の円高は日銀が追加金融緩和を決めた2014年10月末以来、約1年5カ月ぶりの水準である。米国の利上げが遅れるとの見方が強まり、ドル売り・円買いが続いている。国際的に通貨安競争を避けようとする機運が強まっているので、円売り・ドル買いの為替介入は難しいと、海外投機筋に見透かされているようだ。

TOPIX
+5 @1,273
日経平均 +34円
@15,750円

33業種中23業種が上昇した。上昇率トップ5は、医薬品(1位)、石油・石炭(2位)、鉱業(3位)、情報・通信(4位)、陸運(5位)となった。


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