米国株の大幅続落と円高進行でも強く下げ渋った

優利加さん
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していたので、今日は強く下げ渋った。7日続落は2012年11月13日まで7日続落して以来、3年5カ月ぶりである。統計上、海外投資家は3月4週(22~25日)まで12週連続で日本株を売っており、今日までの下げも海外勢主導とみられる。国際収支統計から中東産油国資金(オイルマネー)の売りが指摘され始めた。他方、主要な大口買い手として期待されているのがGPIFをはじめとする年金基金だが、足元では売り崩されている。ドル円為替レートは昨日の米国市場で109円台後半まで円高が進んだことで、2016年度の多くの企業の想定為替レートとされる117円よりも大幅な円高水準となってきた。自動車は勿論、外需関連企業の業績悪化を見越して日本株全体が売られている。事実、日経平均ベースの16年3月期の予想PERは5日時点で14.06倍。予想EPSは1118円で、直近でピークを付けた15年11月30日(1275円)から157円縮小してきた。あとどれくらい円高に動くだろうか?トレンドフォローで超短期売買に徹するCTA(コモディティー・トレーディング・アドバイザー)は円買い続行だだろうが、中期的市場の流れを見て売買を仕掛けるグローバルマクロ系ヘッジファンドは、早晩米利上げがあるという読みでドル買い・円売りに動く傾向があるとの指摘もある。円高トレンドの反転は米国の利上げということか。

TOPIX
-1 @1,268
日経平均 -17円
@15,715円

33業種中19業種が下げた。下落率トップ5は、倉庫・運輸(1位)、保険(2位)、水産・農林(3位)、鉱業(4位)、卸売(5位)となった。


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