30日のＮＹは大幅続伸。 11583.69（＋186.13）となった。ＡＤＰ民間雇用者数の予想外の増加、米連邦準備理事会（ＦＲＢ）資金供給策の延長が好感されたようだ。現在の水準は、日足転換線、基準線を超えており、７月２３日の１１６９８の高値に挑戦するところとなっている。これを超えてくれば、さしあたり上昇トレンドにのったとみていいかもしれない。週足でみても、７月１８日の週を一番底としたトレンドが描けそうになっている。とはいえ、日足、週足とも、ＭＡＣＤはマイナスでまだ本格的な反転上昇の確認はとれていないし、月足にいたっては、転換線が基準線を割り、月足ＭＡＣＤがゼロを切りそうになっている様子で、月足だけ見ればまだ下げ止まりとはいえないので手放しで楽観はできない。
とはいえ為替は１０８円台に突入している。１０８円半ばは大きな節目で何度も挑戦して抜けていないので、今回も分からないが、日足のＭＡＣＤはゼロラインを突破してきており、まだドル高、円安の勢いはしばらく続きそうだ。
ＮＹ高、円安は日経平均には追い風だろう。昨日の上げで、日足は転換線に続いて、基準線も突破。７月２４日の１３６０３の高値方向へトライしてゆく動きだが、高値を抜けれるかどうか、ＮＹと同じく日足のＭＡＣＤはまだマイナスで、まだ明確ではない。週足も１３６２７あたりに転換線があり、ここを抜けられるかどうかがさしあたりの焦点だろう。月足は、二本の長いひげで、底打ち上昇のトレンドがはっきりしてきており、ＭＡＣＤはまだマイナスだが、底をはいつつあるようにみえ、月足はＲＣＩが明快に上昇しているので、大きくは、二番底をうったとみてもいいように思うのだが。
