夢想人さんのブログ
マイナス金利下の企業年金
下記の日経記事の感想、
また、3/5ブログ(http://minkabu.jp/blog/show/748884)
の続きになります。
日経記事(上)
http://www.nikkei.com/article/DGKKZO98832790U6A320C1DTA000/
日経記事(下)
http://www.nikkei.com/article/DGKKZO98894400V20C16A3DTA000/
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(上)
マイナス金利の適用
→割引率下落による退職給付債務の増加
→年金費用の増加
→企業業績の悪化
という流れが現実化している。
3/25日経記事によれば、
上記影響を受けて、ダスキンが10億円の追加費用の計上を計画した
とのことである。
ダスキン 中期事業計画の修正
http://minkabu.jp/stock/4665/news/1050760
こういった、中期計画の修正は、今後増えるのではないか?
企業にとってみれば、自責ではない要因での損益悪化は
業績悪化の言い訳として、説明したいのだろう。
ダスキンは、早めの開示をしたということで評価できるが
一方で、もっと大きな影響が出そうな会社が、
中々影響を出さないのは、どうかなと思う。
投資家にとってみれば、理由はともあれ、業績悪化は株価下落要因
なので、たまったもんじゃないということになる。
(下)
年金債務ではなく、年金資産に着目すると、こちらは運用難から
代替投資が増えるんじゃないかと。
不動産・商品・ヘッジファンド・・・なんか、ハイリスク商品ばかりで
運用損失の発生→企業業績悪化 という流れが見えてきそうだ。
また、選択肢の多い大口の機関投資家でさえ運用難なのに、
小口の個人投資家はどうしたらいいんだろう?
時間軸を味方に、小口で小回りが利くことを生かして
なんとかかんとかする感じで生き残ること重視、
作戦「いのち大事に」でしょうか。
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