FOMCの結果、FRBは2016年度の利上げペースを4回から2回へ下げるとの観測が強まり、昨日の米国株式相場は小幅上昇した(DJIA +74.23
@17,325.76, NASDAQ +35.30
@4,763.97)。しかし、ドル金利が上がらないならドル売り円買いをしようということで、ドル円為替レートは一時的には111円台半ばまで買われるほど円高方向へ動いた。本日の日本株は高く始まったが、陰線で終わる銘柄も多く、高安まちまちとなtった。東証1部では、上昇銘柄数が872に対して、下落銘柄数は915となった。騰落レシオは123.02%へ上昇した。東証1部の売買代金は2兆2618億円。
米国の利上げペースが年4回から2回へ下がるとの見通しから米国株は上げた。しかし、為替はドル売り円買いが進んだ。TOPIXも日経平均も前場は高くなったが、後場は円高により失速して陰線で終えた。日本以外のアジア株はどこも上げたが、日本株だけが下げた。日本株はいつまでも円高に怯える相場が続いている。米国の利上げペースが鈍れば、新興国経済にとっては良いことで、それが巡り巡って日本経済にも良い影響をもたらすとも考えられるのだが。
TOPIX
-2 @1,359
日経平均 -38円
@16,936円
33業種中19業種が下げた。下落率トップ5は、空運(1位)、電気・ガス(2位)、その他製品(3位)、水産・農林(4位)、食料品(5位)となった。