温故知新と言いますけど、今日のヤフーファイナンスのコラムに、ニコラスダーバスの「ボックス売買法」の話が載っていて、有名な彼の著書「私は株で200万ドル儲けた」を推奨していました。 私も若いころ読んだことがあるので、何だか嬉しく感じました。
ニコラスダーバスはアメリカ人のステージダンサーで、最初の数年間は芽が出なかったのですが、あたかも巨人の星の星飛馬が大リーグボールを会得したのと同じように、彼も苦難の末に「ボックス売買法」を会得したのでありました。
気になるその方法はというと、何しろ値動きしか見ない。新聞の値段のとこだけ切り抜いて、解説記事は投げ捨てる。
目を付けた銘柄が保合いに入ると、その上限と下限に線を引く。(これがボックス)
もしもこのボックスから出てきた場合は、その動きが連続することが多いので、出てきた方向について売買する。というものです。
やり方自体は単なるる順張りで、これと同じやり方をしている投資家も多いと思います。 ちなみに私も一時期ボックス売買法をやっていたのですが、成績がイマイチ振わない上に、性に合わんと思ったのでで止めました。
売買手法で迷っておられる方などは、ひとつ試してみられてはいかがでしょうか。 私はダメだったけど、意外にいけるかもですよ。
ああ、そうそう、ニコラスダーバスの後日談ですが、残念なことに晩年彼は落ちぶれてしまって、しまいには行方不明になってしまったそうです。 詳しいことは知りませんが、人間勝ちすぎると必ず驕るもの。 あるいは最初のころの謙虚さを忘れてしまったのが原因なのかもしれません。