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米国株、売り優勢で始まる ダウ一時120ドル超安

米国株、売り優勢で始まる ダウ一時120ドル超安 原油安や中国指標の悪化で






8日の米株式相場は売り優勢で始まった。


午前9時35分現在、ダウ工業株30種平均は前日比94ドル23セント安の1万6979ドル72セント、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は同39.591ポイント安の4668.663で推移している。

ダウ平均の下げ幅は120ドルを超える場面があった。
原油先物相場が下げに転じ、石油株が売られ相場の重荷になった。

中国の2月の貿易統計で米ドル建ての輸出、輸入額がともに前年同月比で大幅減少した。

世界景気の減速懸念が強まり、運用リスクを回避する姿勢が広がった。



 中国での売上高比率が大きい建機のキャタピラーが下落。アップルも下げている。
米最高裁が7日、電子書籍の価格つり上げを巡る問題でアップルの上訴を棄却した。クレジットカードのビザや化学のデュポンも安い。



 取締役会メンバーの入れ替えを発表した航空大手のユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングスが大きく下げている。

前日夕に四半期決算と併せて発表した売上高見通しが市場予想に届かなかったハンバーガーチェーンのシェイクシャックが軟調に推移。

太陽光発電システムのビビント・ソーラーは売り先行。同業のサンエジソンへの身売り交渉を取りやめたと発表した。一方、サンエジソンは急伸している。



 2017年と18年の設備投資を削減する計画や配当を維持する方針を示した石油大手のシェブロンは上げている。




日経新聞抜粋
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