典型的なリターンリバーサルが起こっている

優利加さん
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昨日の米国株式相場は小幅続伸した(DJIA +44.58 @16,943.90, NASDAQ +4
@4,707.42)。ドル円為替レートは113円台後半の円高方向へ動いた。本日の日本株全般は続伸した。東証1部では、上昇銘柄数が1,422に対して、下落銘柄数は435となった。騰落レシオは100.78%へ上昇した。東証1部の売買代金は2兆4902億円。

原油価格が反発傾向を維持し、米国株も小幅続伸したことを受けて、TOPIXも日経平均も4日続伸した。さらに空売り比率が40%を超えるほど積み上がっていたので、買い戻しも起こっている。これに新規の買いがどれだけ続くか次第で今回の反発の強さと長さが決まるが、典型的なリターンリバーサルが起こっている。本日の上昇率上位は「鉱業」「石油」「造船」「海運」「機械」と、資源安や新興国景気の減速で最近まで売り込まれていた業種が中心。他方、下落率上位は「医薬品」「通信」「建設」「不動産」と相対的に下げ渋っていた業種が中心だ。来週は重要イベントが目白押しで控えているので相場の急変もありうるので注意が必要だ。ECBの金融緩和はほぼ確実として、中身がどれだけ踏み込んだものになるか、さらに日銀の金融政策決定会合、FRBの金融政策決定会合と続く。私は来週は月曜日から土曜日まで学生を連れて海外出張です。

TOPIX
+6 @1,375
日経平均 +55円
@17,015円

33業種中26業種が上げた。上昇率トップ5は、鉱業(1位)、石油・石炭(2位)、ガラス・土石(3位)、海運(4位)、証券(5位)となった。


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