定石通りの3ヶ月の日柄調整

優利加さん
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昨日の米国株式相場は小幅続伸した(DJIA +34.24 @16,899.32, NASDAQ +13.83
@4,703.42)。ドル円為替レートは114円台前半での推移。本日の日本株全般は続伸した。東証1部では、上昇銘柄数が1,429に対して、下落銘柄数は436となった。騰落レシオは95.21%。東証1部の売買代金は2兆5382億円。

TOPIXも日経平均も3連騰した。3連騰が3月までずれ込んだのは2003年以来13年ぶり。昨日既に25日移動平均線は回復したが、今日も続伸して12月初旬を起点とした下降トレンドラインを明確に上抜けした。12月1日から下げが始まり、2月12日まで3段下げで値幅調整は完了し、後は日柄調整を待っていた。通常小回りで3ヶ月くらいはかかるので、2月末でこの3ヶ月が経過した。それでも悪材料が溢れていたのでもう少し待たされるかと覚悟していたが、定石通りの日柄調整で明確な反発を開始した。米国景気の堅調が続けば、早期利上げ観測が高まり、それがドル高円安へ繋がり、さらには日本株高となる。欧米市場で銀行株が上昇したことを受け、銀行株や景気敏感株を中心に上昇した。最近特に売り込まれていた銀行株と海運株がリターンリバーサルで大きく反発している。しかし、楽観はできない。あくまで戦術的には買いだが、戦略的には売りというスタンスには変更はない。特に来年4月に消費税率を予定通り10%へ上げるなら、尚更である。

TOPIX
+19 @1,369
日経平均 +214円
@16,960円

33業種中26業種が上げた。上昇率トップ5は、海運(1位)、銀行(2位)、鉱業(3位)、鉄鋼(4位)、証券(5位)となった。


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