後1ヶ月ほどの日柄調整必要か?

優利加さん
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先週金曜日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA -57.32 @16,639.97, NASDAQ +8.27
@4,590.47)。ドル円為替レートは113円台後半の円安方向で始まったがその後112円台後半の円高方向へ動いた。東証1部では、上昇銘柄数が545に対して、下落銘柄数は11,294となった。騰落レシオは90.00%となった。東証1部の売買代金は2兆5944億円。WTI原油先物は32ドル台半ばへ反落した。

G20では市場安定のために金融政策、財政政策、構造改革の「すべての政策手段を用いる」との文言が盛り込まれたので、一応は市場に安心感を与えた。しかし、具体的な政策について触れておらず、且つ、相場の足を引っ張っている原油安、中国経済・資源国の経済減速という根本的な問題の解決に打つ手が見いだせずにいる。為替レートも円安で始まったがすぐに円高方向へ戻された。TOPIXも日経平均も高く始まったが、すぐに失速して上ひげを引いた陰線で終えた。これで2日連続でほぼ同じ高値の上ひげを引いた陰線が並び、「毛抜き天井」のようなローソク足となったため、上値の重さを印象付けた。12月8日に25日移動平均線を割り込み、12月1日、2日の2日間だけ一時的に25日移動平均線の上に戻ったがすぐに割り込み、未だに回復できていない。まだ1ヶ月ほどの日柄調整が必要かな?

TOPIX
-13 @1,298
日経平均 -162円
@16,027円

33業種中31業種が下げた。下落率トップ5は、石油・石炭(1位)、空運(2位)、陸運(3位)、電気・ガス(4位)、食料品(5位)となった。


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