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原油安。
きっとオイルピーク説って言葉を忘れた人も数多くいるに違いない。
そんぐらい原油安
その原油安の影響で米株安が発生し、
そのまた影響が日本の株式市場にも波及している。
冷静に考えてみると、日本は資源消費国なので、
原油安は喜ばしい事なはずだ。
もちろん、石油などエネルギー関連企業にとっては在庫含み損が発生したり、
資源に投資している商社などにとってもマイナスではある。
あとは、オイルマネーが入ってこないこともマイナスか。
とはいっても、日本全体で見ればコスト減になりメリットが大きい。
2008年の様な原油高になるよりもよっぽど良い。
っと、話が逸れた。
そんなこんなで、安いからちょっとづつ原油ETFを買い増ししている。
原油を直接仕入れるわけではないので、リスクもある。
カウンターパーティ、コンタンゴ、上場廃止などなど。
ここで資源に多く投資している商社や外国株の石油会社などに投資するのも手だ。
と、言いたいところだが、ちょいと待った
以前、どこかで原油とエネルギー関連企業への投資を同列に論じた主張があったが、
それは違う。
たとえば、1バレル30ドルの時に、
油田を保有している石油会社と、原油ETFや先物に投資するとしよう。
どちらも、価格が低迷している、今が買いどきだと判断して。
どちらも割安かもしれないが、
その会社の産出コストが1バレルあたり40ドルだとしたら?
1バレル35ドルに上昇し、長い間35ドル前後で推移したら、
原油ETFなら、約16%の上昇で利食いできるが、
その会社は赤字続きでさらに株価が下がっているかもしれない。
最悪倒産のリスクだってある
もちろん、エネルギー関連企業への投資を否定しているのではない。
産出コストを上回れば利益になり、株価上昇を期待できるからだ。
ここでは、原油ETFとエネルギー関連企業への投資は違うと言いたいだけだ。
リスクは見極めなければならない。
さてさて、残念ながら私は原油価格に対して先見の明はない。
どれぐらい原油安が続くのか、さらに下落するのかはわからない。
なので、じっくりと長期戦も覚悟の構えでいこう。
私たち素人の数少ないメリット。
それは、時間を味方にできるのだから