みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
経済アナリスト、木下 晃伸(きのした てるのぶ)です。
●閑散
売買代金も少なく、閑散とした株式市場となりました。
でも、こういう嵐の前の静けさには注意が必要。
ただ、現在の嵐の前の静けさは「上昇前」であると考えています。
●それでは、雑誌「マネージャパン」ホームページに平日毎日連載している
「経済アナリストが斬る!投資に役立つ3大ニュース」をご覧下さい。
本日もよろしくお願い申し上げます。
※本資料の利用については、必ずプロフィール画面の
重要事項(ディスクレーマー)をお読みいただいた上、ご利用ください。
─────────────────────────────────────
お気軽にフレンズ登録してください!
あなたのマイページに日記の新着情報が表示されます!
http://minkabu.jp/friend/request/119527
─────────────────────────────────────
【経済アナリストが斬る!投資に役立つ3大ニュース】
─────────────────────────────────────
1.NY原油、下落傾向続く
2.業態を超える
3.3年の孤独、考え抜く
─────────────────────────────────────
1.NY原油、下落傾向続く
(出所)2008年7月28日付日本経済新聞朝刊7面
●原油先物相場の下落基調が鮮明に
●米議会の国際商品投資を制限する法案など投資規制を嫌気
●中国の需要減少も大きな要因と考える
ニューヨーク原油先物相場の下落傾向が二週間に及んでいる。
25日の終値は11日につけた最高値から約24ドル下落している。
終値は123.26ドル。最高値(147.27ドル)からの下落率は16%に達した。
ただし、この点は、当メールマガジンで何度も指摘した通りだ。
私は原油価格は下落すると考えている。
場合によっては、25日にもお伝えしたように、
1バレル100ドルを割る事もありうると考えている。
●中国を訪問し、原油価格は140ドル前後がピークとなるのではないか、
と考えています。(7月10日付編集後記)
●私も、原油価格を始めとした資源価格は
短期的にはピークを迎える可能性が出てきていると考えている。
その水準は、まずは1バレル120ドルを割るレベルではないか、
という仮説を持っている。(7月17日付)
さらに、米議会の動きも拍車をかけている。
米下院は近く、製油所など需要家以外が原油先物を
取引する際の持ち高を厳しく制限する法案を可決する。
これからも原油価格が下落するのであれば、
投資の考え方を変えていかなければならなくなる。
それは、投資テーマだけにとどまらない。
原油価格の動向に、細心の注意を払う必要が出てきている。
2.業態を超える
(出所)2008年7月28日付日本経済新聞朝刊19面
●絞り込まれる消費
●好調を維持する、ユニクロを展開するファーストリテイリング
●業種、業態を超える魅力があるか
物価上昇と給与の頭打ちで消費者の購買力が低下する中で、
消費の選別が強まっている。しかし、好調な企業もある。
当メールマガジンでも何度かお伝えしてきた、
ユニクロを手がけるファーストリテイリングだ。
その理由を語る、同社柳井正社長の言葉は明快だ。
●今までにない魅力があるから買うのだと思う。
●米アップルの新型携帯電話「iPhone(アイフォン)」に
負けない衣料品を提供しなければ業績は伸ばせない
この言葉は、投資にも大いに役立つ。
つまり、魅力ある企業を探すとき、業種業態の壁を越えて、
魅力があるかどうかを判断する必要があるということだ。
かつて、ある業界を調査する時は、
業界を絞って徹底的に調査をするべきだ、
というアドバイスを上司から受けた事がある。
しかし、私は、「広く浅く」でいいので、
業態を広げて調査する事が重要だと考え、
上司からのアドバイスを拒否した事がある。
結果は、拒否してよかった。
いま、その上司は、運用業界にいない。
自分自身が投資魅力があると考えた企業は、
多様な業種業態の中でも魅力があるか。
もっと言えば世界の中でも魅力があるかどうかを判断する必要がある。
それだけ魅力を感じたのであれば、多少の乱高下があっても我慢できる。
3.3年の孤独、考え抜く
(出所)2008年7月28日付日本経済新聞朝刊11面
●企業はヒトで決まる
●孤独に耐えることの重要性
●投資は孤独との戦い
企業はヒトで決まる。
これは数多くの企業を取材して確信していることだ。
ビジネスモデルや歴史など、企業を形作るものは多数ある。
そのひとつひとつに隠されたヒトの力に
どれだけ尊敬の念を持って接する事ができるかどうかが、
企業を分析する上で必要な、基本姿勢だと思う。
その点、日本経済新聞に連載されるコラム
「私の課長時代」は学びが多い。
ビジネスを成功させてきた成功者が、目の前が暗い場面で、
何を考え、何を実行してきたかを、時空を超えて実体験できるからだ。
本日登場している日産自動車COOの志賀俊之氏の「課長時代」には、
非常に学びのある言葉がある。
インドネシアに赴任し、孤独に耐えてきた中でつかみとったものだ。
●孤独に耐える事3年。(中略)東京から来た人たちを前にしたとたん、
3年間の思いが溢れ出したのです。
中有長期を見据えた市場開拓の中でアジアがどれだけ重要か。
投資も同じだ。孤独に耐える必要がある。
私も、取材で聞いていた事が、
結果としてまったく違う形となって現れることもある。
業績の下方修正などは典型例だ。
しかし、そのとき、「話が違う」と取材先に怒っても仕方がない。
自分の分析の甘さを恥じ、自分自身に何か原因があると考えるしか無い。
孤独な地道な作業を乗り切る姿勢を持てない人にとって、
投資をすることは、つらいことばかりになると思う。
─────────────────────────────────────
ご意見・ご感想は【日記のコメント欄】へお気軽にどうぞ
( 文責:木下 晃伸 きのした てるのぶ )
─────────────────────────────────────
お気軽にフレンズ登録してください!
あなたのマイページに日記の新着情報が表示されます!
http://minkabu.jp/friend/request/119527
─────────────────────────────────────
☆雑誌「マネージャパン」ホームページもぜひご覧ください!
http://www.sscom.co.jp/money/
─────────────────────────────────────
■個別銘柄情報はこちら
「なぜ、この会社の株を買いたいのか?」
●個別銘柄をより深く知りたい方にはこちら
プレミアムメールマガジン「なぜ、この会社の株を買いたいのか?」
※魅力ある銘柄を探し出すためのファンドマネジャーのノウハウを、
細大漏らさずお伝えしている「なぜ、この会社の株を買いたいのか?」
のエッセンス部分をお伝えさせていただきます。
すでにお申し込みを考えている方はこちら
(まぐまぐ)http://premium.mag2.com/mmf/P0/00/50/P0005007.html
(フィスコ)http://fisco.jp/report/mail/terunobu-kinoshita.html
お申し込みの前に、サンプルを見たい方は、
【プレミアムメールマガジン問い合わせ】というタイトルで
下記までメールをお送りください。
toiawase@terunobu-kinoshita.com
●どういった内容?
ファンドマネジャー、アナリストの実際の議論現場を克明にお伝えします。
1,000社以上の取材に裏打ちされた、理論的な株式投資ノウハウを全開示。
ネットセミナーによる臨場感を満喫してください!
個別銘柄投資を通じ、年率20%以上のリターンを確実に求めていくためには、
理論に裏打ちされた確かな投資ノウハウを知っておく必要があります。
実務経験があるからこそ気づいた投資ノウハウ、また、
個別銘柄を徹底的に分析する際に、何を見て、何に気づけばいいのか、
ネットセミナーを通じて克明にお伝えしていきます。
─────────────────────────────────────
●雑誌掲載はこちらです。さらに詳細を知りたい方は書店でのぞいてみてください。
http://www.terunobu-kinoshita.com/20080627-kiji.pdf
─────────────────────────────────────
◇発行人/編集人
木下晃伸(きのしたてるのぶ)
(社団法人)日本証券アナリスト協会検定会員
株式会社きのしたてるのぶ事務所
(C)2005-2008byTerunobu Kinoshita&TERUNOBU KINOSHITA OFFICE LIMITED. All Rights Reserved.
出典を明らかにしていただければ、ご自由にご転送いただいて構いません!
─────────────────────────────────────
お気軽にフレンズ登録してください!
あなたのマイページに日記の新着情報が表示されます!
http://minkabu.jp/friend/request/119527


