業績見通しを下方修正する企業が次々と出てくるはず

優利加さん
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原油相場が続落したことを嫌気して昨日の米国株は大幅下落した(DJIA -295.64 @16,153.54, NASDAQ -103.42
@4,516.95)。ドル円為替レートは119円台半ばまでの円高方向へ動いた。これらを受けて、本日の日本株全般は下げた。東証1部では、上昇銘柄数が164に対して、下落銘柄数は1,735となった。騰落レシオは78.17%。東証1部の売買代金は3兆1396億円。

WTI原油先物相場が再び30ドル/バレルを割り込んだことで、米国株が大幅下落する一方、為替も円高方向へ振れた。これらを嫌気してTOPIXも日経平均も大幅続落した。2月1日に回復した25日移動平均線を再び割り込んだ。やはり「マイナス金利」という劇薬をもってしてもその効果は僅か数日しかなかったようだ。しばらくは、底値圏で上下動を繰り返しながら、安値を更新しないことを確認する日柄調整が待っている。日柄調整を終えると反発モードへ移行するが、世界経済の現状を考えると業績見通しを下方修正する企業が次々と出てくるはずなので、今回はそれほど高く反発できないと見ている。一部の好材料に支えられた銘柄を除き、売られ過ぎた銘柄がその実力に見合う水準まで回復するのが精一杯ではないだろうか。

TOPIX
-46 @1,406
日経平均
-559円 @17,191円

33業種中石油・石炭を除く32業種が下げた。下落率トップ5は、証券(1位)、鉄鋼(2位)、機械(3位)、輸送用機器(4位)、非鉄金属(5位)となった。


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