昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA +27.94 @16,016.12, NASDAQ -11.47
@4,476.95)。昨日既にIMFが世界経済見通しを下方修正した。対イランの経済制裁解除を見越してWTI原油先物価格は1バレル27ドル台まで下げてきた。安全資産とされる円が買われ、ドル円為替レートは116円台後半の円高方向へ動いた。同時に、原油安は日本の輸入業者の支払い手段であるドルに対する需要を下げ円高圧力となる。また、香港ハンセン指数が大幅下落した。これらを嫌気して、本日の日本株全般は全面安となった。東証1部では、上昇銘柄数が40に対して、下落銘柄数は1,886となった。騰落レシオは60.41%。東証1部の売買代金は2兆6725億円であったが、大幅下落の割に売買代金が少ないところが気がかりだ。外国人主導の換金売りが下げを先導しているからだろうか?
WTIが1バレル27ドル台まで下げる原油安が引き金となり円高も進行し、また、香港ハンセン指数が大幅下落したことを嫌気して、TOPIXも日経平均も大きく反落した。昨年9月29日安値を大きく割り込んだ。しかし、売買代金はそれほど膨らまず、セリングクライマックスとは言えない。とは言え、トヨタ自動車の連結PERが9倍まで下がるほど相場は下げている。そろそろコツンと来るかな?昨日打診買いした銘柄はすべて3%ほど下げたが、先行して下げていたので、日経平均が600円以上も下げた割には下げが小さい。
TOPIX
-51 @1,339
日経平均 -632円
@16,416円
33業種すべてが下落した。下落率トップ5は、鉱業(1位)、海運(2位)、不動産(3位)、石油・石炭(4位)、その他製品(5位)となった。