DaDaDa!大仏さんのブログ

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損すれば鈍す 鈍すれば損す

警察はよく民事不介入と言って
ことが起こるまでは徹底的に動かない姿勢を示したりしますが

それが道義的、正義論的、国家論的にどうであれ、生き残りの戦略としてはとても合理的だと思います

つついて何が出てくるかわからない藪に分け入るより
その正体が判明してしまったほうが対処しやすいからです

まあそんな単純な構造だけで国家組織が動いているとは思わないですが

これ、重要だと思いませんか?

事件が起こるまで動かない警察の姿勢は
未事件にむやみに手を出してやけど(この場合では問題が表面化して事態が複雑化する)
するより合理的だと考えられるからです

株に置き換えると
ファンダメンタルズの決定打が出るまでは動かず
ここぞというときに合理的な一打を全力投入する

エントリーに対する姿勢がとてつもなく堅いのです
行政だと腰が重いと批判されますが、個人投資家はそんなそしりを受ける義理はありません

ウォーレン・バフェット氏は、その投資姿勢を「20穴分のパンチカードを持って市場に参加する」
ようなものだとたとえています

投資人生には20回分のジャストミートがあれば十分だということです

ITブーム,同時多発テロ,サブプライムローン問題からのリーマンショック,ギリシャショッック
そして今回のチャイナショック

こうした市場の転換点を待ち構えて正しく対処するだけで、不思議なるかな資産は増えるのです
(と言われているのです^^;)
ウォーレン氏は頭の回転と投資成績には相関性はないという見解を持っています
重要なのは合理性だと

万有引力を発見し歴史に名を遺す大物理学者 アイザック・ニュートン
その人が南海泡沫会社のバブルに飲まれ手痛い仕打ちを受けたことを多くの人は知らないと思います

のちに後世の政府の財政姿勢を大転換させることになるケインズも その投資人生は常に順風満帆とはいきませんでした
何度もの失敗から成功への道を探り出していったのです

バフェット氏は頭の回転もよいことは明白ですが
合理性に頭脳が加わるとあそこまでの人になるという話で、合理的にふるまうことが無駄であるということではありません

「スーパーラリーカーでなければ日本縦断をできないのか」という命題と一緒です
根気さがあり欲望に負けなければ、のろまな軽トラでもある程度の資産を築くことができると思います
このような「軽トラ」投資に面白みを「見出さない」ようにするのはとても大事です
得てしてこういった堅実な方法は人の興味をひかないものですが、時間コスト心理的コスト利益の安定性が一番個人投資家向きであると私は考えています

いろんな金融商品に触れ、悲しいかな時間ばかりを空費した投資人生でしたが
この局面、しっかり見ていこうと思います

危機は「企業のリストラクション」だと思っています
社会に必要ない会社は淘汰され、必要な企業は残ります
どうしても資金繰りがつかなければ有力な企業がほおっておかないでしょう
中小零細はそうもいきませんが…

彼ら企業人の努力を資本市場への資金投入の形で支援するのが投資家の役目です
「本物」を探す作業、「軽トラ」投資にいらないといいましたが、これだけは
何物にも代えがたい充実感を与えてくれます

これも個人のケースバイケースですけどね

売買予想
・コクヨとオリックスの買い予想を取り下げました
地合いが悪すぎるので、いったん撤去です
・金投資を組み入れます
・大和のインバース、楽天ダブルベアは継続
・売りには事故を起こしたDOWA
暖冬と原材料価格高騰に苦しむファストリと
最近特に業績の悪いマクドナルドを入れます

ちなみに下がると予想しているだけなので自身の取引で売りを入れる気持ちは持っていません
売りはもう少し勉強してからにします

あくまで個人的判断なので、投資判断は自己責任でお願いします

波乱の一年になりそうですが、今年もよろしくお願いします
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