昨日の日経のSaturdayマネー道場の記事(割安株発掘、PERを活用)です。
今考えていたことが、そのまま分かりやすく記事になっていました。
(要旨)
・PER=株価/1株利益、1株利益は今期の予想値を用いるのが一般的
・PERは業種によって平均水準が異なる。(上図)
・日本株のPERは最近は13~17倍で推移(下図)
ちなみに、業種別PERは取引所がデータを公表しています(最近知りました・・・)
東京証券取引所:規模別・業種別 PER・PBR(連結)
http://www.jpx.co.jp/markets/statistics-equities/misc/04.html
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以下、記事に対する感想
記事中にもありましたが、PERの算定に当たり用いる利益は、今期の予想利益。
業種別に平均値が異なるのは、業種によって利益の成長率が異なるから。
投資の入門書に、PER=15倍が目安という記載があったのを覚えていますが、
「日本株のPERは最近は13~17倍で推移」が根拠なのかなと思いました。
(別の理由だったような気もしますが、忘れました)
(計算イメージ)
PER15倍のイメージは、株価1,500円、1株利益100円
今の利益水準がずっと続く想定で、15年分の利益の累積
PER30倍のイメージは、株価3,000円、1株利益100円、今後10%の増益
100+110+121+133.1+146.4
+161+177.1+194.8+214.3+235.8
+259.3+285.3+313.8+345.2+379.7
=3,176
毎年10%利益が増加するという前提で15年分の累積
利益額が一定という前提のPER15倍と
利益が10%増加する前提のPER30倍がほぼ同等
(というか、若干PER30倍のほうが割安)
15年間、安定して利益を出すのは結構大変、
まして、毎年10%成長を15年続けるのは・・・
年初の株安で、PERが下がっています。
日経平均のボトムの13倍以下かつ業種平均PERより低いのであれば、
割安と考えてよいのかと思いました。
それから、PERの他にもPBRも考慮したい。
1倍未満であれば、利益の出ている会社なら割安。
全体平均の1.2倍が目安になると思いました。
売り買いのタイミングや価格は、上記だけでなく、
外部環境の変化やチャートを見ながら判断でしょうか。
年初来の株安はチャンスと思いますが、
じっくり考えたいですね。
今の株安が、一過性なのか、それとも
数年は続くものなのか、という認識の差もありそうですが。