原油相場が下げ止まらず、先週金曜日の米国株式相場は大幅下落した(DJIA -309.54 @17,265.21, NASDAQ -111.71
@4,933.47)。ドル円為替レートは一時120円台に突入するまで円高方向へ動いた。これらを受けて、本日の日本株全般は大きく下げた。東証1部では、上昇銘柄数が334に対して、下落銘柄数は1,531となった。騰落レシオは93.58%へ低下した。東証1部の売買代金は2兆3882億円。
TOPIXも日経平均も大幅下落したが、長い下ひげを引いて終えたところを見ると強く下げ渋ったと言える。それでも日経平均はザラ場では一時619円安まで下げた。市場の不安要因は下げ止まらない原油相場だけではない。先週はジャンクボンドで運用する米国のミューチュアルファンドの解約停止と精算が報道されたが、米国利上げを前にして高リスク資産から資金が避難している。さらに中国人民元が12月11日まで6営業日連続で対ドルで下落し、4年5ヶ月ぶりの安値を付けた。今週は水曜日の米国FOMC、金曜日の日銀金融政策決定会合が控えており、結果次第では株式相場は大きく変動する可能性が高い。
先週までに9~10月に仕込んだポジショントレード用の買い玉のほとんどが逆指値成り行き売り発動で利食い売り手仕舞いとなったので、9月初旬と同様、個人的にはもっと下げろ~という気持ちです。
TOPIX
-22 @1,528
日経平均 -347円
@18,883円
33業種中32業種が下げた。下落率トップ5は、鉱業(1位)、証券(2位)、石油・石炭(3位)、機械(4位)、非鉄金属(5位)となった。