昨日の米国株式相場は続落した(DJIA -75.70 @17,492.30, NASDAQ -75.38
@5,022.87)。ドル円為替レートは121円台半ばまで円高方向へ動いた。これらを受けて、本日の日本株全般は続落した。東証1部では、上昇銘柄数が232に対して、下落銘柄数が1,617となった。騰落レシオは102.09%へ低下した。東証1部の売買代金は2兆1913億円。
米国株式相場の続落と円高を受けて、TOPIXも日経平均も3日続落した。これで「二空叩き込み」となった。もし明日も窓を空けて下げれば、当面は下げ止まりと見た買い戻しが入りやすい。円高の背景として、12月の米国利上げを見越してこれまでドル買い・円売りのポジションを積み上げて来たが、これ以上の円安は難しいと見た筋がその巻き戻しをしていると考えられる。さらに、裁定解消売りが出ている一方、年末を控えて個人が含み益のある銘柄と含み損のある銘柄の両方を売ることで節税しようとしていると推察できる。来週は日銀短観の発表と米国FOMCが予定されているため、積極的な売買がし辛い。それでも日銀のETF買いが相場を下支えると期待されている。
TOPIX
-15 @1,540
日経平均 -255円
@19,047円
33業種中29業種が下げた。下落率トップ5は、ゴム製品(1位)、その他金融(2位)、精密機器(3位)、小売(4位)、サービス(5位)となった。