止まらない原油相場下落が世界経済の先行き不安を暗示している

優利加さん
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NYのWTI原油先物相場は2009年2月以来6年10ヶ月ぶりの安値@37.50ドル/バレル台まで下落した。これを嫌気して昨日の米国株式相場は大きく反落した(DJIA
-117.12 @17,730.51, NASDAQ -40.46
@5,101.81)。ドル円為替レートは123円台前半。日本の7-9月期のGDP改訂値が上方修正され、年率換算でプラス1%となった。これを受けて日本株全般は上げて始まった。しかし、本日発表された11月の中国貿易統計が前年同月比マイナス6.8%となり、事前予想のマイナス5.3%を下回ったため上海総合指数が下げ始めると、日本株全般も下げ始めた。結局、東証1部では、上昇銘柄数が377に対して、下落銘柄数は1,430となった。騰落レシオは110.02%へ低下した。東証1部の売買代金は2兆1093億円。

止まらない原油相場下落、米国株安、日本のGDP上昇修正、中国景気減速懸念が絡み合い、TOPIXも日経平均も大きく下げた。25日移動平均線を再び割り込んだ。下げ止まらない原油相場は世界経済の先行き不安を高め、株式市場に下げ圧力をかけている。今日もまた1銘柄、逆指値成り行き売りが発動し、利食い売りで手仕舞いとなった。

TOPIX
-16 @1,569
日経平均 -206円
@19,493円

33業種中31業種が下げた。下落率トップ5は、鉱業(1位)、石油・石炭(2位)、ここまでは原油安が原因、鉄鋼(3位)、機械(4位)、非鉄金属(5位)となった。


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