先週金曜日の米国株式相場は大幅反発した(DJIA +369.96 @17,847.63, NASDAQ +104.74
@5,142.27)。ドル円為替レートは123円台前半の円安方向へ動いた。これを受けて、本日の日本株全般も大きく反発した。東証1部では、上昇銘柄数が1,275に対して、下落銘柄数は486となった。騰落レシオは117.07。東証1部の売買代金は2兆円台を割り込み、1兆8918億円へ減少した。これは相場にとっては良くない兆候である。
米国株の大幅反発と円安を好感して、TOPIXも日経平均も大きく反発した。先週金曜日に25日移動平均線を割り込んだが、1日で25日移動平均線を回復した。米国雇用統計が予想以上に良かったことで12月利上げはほぼ確実となったが、利上げのペースはゆっくりとなるとマーケットは見ている。米国の急速な利上げに耐えられるほど世界景気は強くなく、輸出がさらに大きく増えるとは考えにくい。他方、利上げのペースがゆっくりなら、日米金利差の拡大もゆっくりとなるので円安ドル高を理由に輸出株を買い上げるシナリオは描きにくい。といことで、今日は消去法的に内需株に資金が向かったと解釈できる。
TOPIX
+11@ 1,585
日経平均 +194円
@19,698円
33業種中28業種が上げた。上昇率トップ5は、食料品(1位)、小売(2位)、サービス(3位)、ここまで明らかに内需関連、以下、精密機器(4位)、水産・農林(5位)となった。