今日の相場 -7/31-

[NGTNさん]

・NY市場は反発。昨夜のところは、自律反発といったところでしょうか。信用リスクの問題はまだ燻っているでしょうし、今週は重要な経済指標が相次ぐので、ボラの高い展開が続きそうです。リスクマネーの動きから、株と為替の動きが密接にリンクしているため、しばらく為替の動向に注意ですね。

・日本市場は、CME NK225が安かったためか、NY市場の値上がりのわりに上値は重く、日経平均は朝方高かった以外は前日比マイナスで推移。三菱重工が13:30発表の決算を受けて売られたことや、大手鉄鋼メーカに価格カルテルの疑いで検査が入ったことが伝えられ新日鉄などが売られたことがきっかけか、13:30過ぎに17200円くらいまで売られるも引けにかけて戻していきました。日経平均は前日比マイナスでしたが、京セラが31.7円下げており、東証一部の騰落状況などを見ても結構下値は堅いなという印象でした。

・15:00以降の日経平均先物が強かったのは、ニコンや新日石の上方修正を好感してでしょうか。今のCME NK225も高いですし。
今年は、1Qから通期上方修正してくるところが結構ありますね。円安、資源高、新興国の成長、これらの恩恵を受けられる所が狙い目ですね。

・公取委、新日鉄など４社立ち入り・鋼材巡りカルテルの疑い
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070731AT1G3101Y31072007.html
鋼管杭と鋼矢板の市場規模が年間約1000億円なのに対し、対象となる4社の年間売上高の合計が約10兆円なので業績への影響はそんなに無さそう。欧州ではカルテル発覚で莫大な罰金が課せられたりしてますが、日本だとまあそんなに厳しくはないのでしょう。特に大企業には。