昨日の米国株式相場は小幅高となった(DJIA +19.51 @17,812.19, NASDAQ -0.33
@5,102.81)。トルコがロシア軍用機を撃墜したことで地政学的リスクが高まったとされ、ドル円為替レートは122円台前半の円高歩行へ動いた。この円高を嫌気して、本日の日本株全般は下げた。東証1部では、上昇銘柄数が518に対して、下落銘柄数は1,294となった。騰落レシオは128.90%。東証1部の売買代金は2兆1891億円。
トルコによるロシア軍機撃墜が地政学的リスクを高めたとして嫌気され、TOPIXも日経平均も小幅安となった。しかし、下げると直ぐに買いが入り、大きく崩れることはなかった。あの程度の軍事衝突が世界経済に大きな影響を与えるとは考えにくいので、直ぐに消化されると見ている。また、金融庁が証券大手4社に対する自己資本比率の上乗せ適用方針を決めたとの報道を受けて、証券株だけでなく金融株が広く売られた。この材料も直ぐに織り込まれるはずだ。
TOPIX
-11 @1,595
日経平均 -77円
@19,848円
33業種中27業種が下げた。下落率トップ5は、証券(1位)、その他金融(2位)、銀行(3位)、パルプ・紙(4位)、空運(5位)となった。