十字足となり売り買いの圧力が拮抗

優利加さん
優利加さん

米国の12月利上げが濃厚となるほど米国景気は強いとの見方から、昨日の米国株式相場は大幅高となった(DJIA +247.66 @17,737.16, NASDAQ
+89.19
@5,075.20)。米国の利上げ観測はドル高・円安方向へ為替を動かし、ドル円為替レは一時123円代後半まで円安方向へ動いた。本日の日本株全般は上昇した。東証1部では、上昇銘柄数が1,411に対して、下落銘柄数は373となった。騰落レシオは132.23%へ急上昇した。東証1部の売買代金は2兆4292億円。

米国株高と円安を受けて、TOPIXも日経平均も大きく上げたが、十字足となり売り買いの圧力が拮抗した。海外ヘッジファンドによる大量の先物買いが相場を押し上げているとの指摘があるが、日経平均が2万円を回復すると当面の達成感から手のひらを返すように手仕舞い売りが優勢になるかもしれない。どんなに精緻に予測しても当たる確率は50%の期待値に収束していく。株価サイクル①(生涯現役の株式トレード技術:海図編、p210)で仕込み、既に手仕舞いした銘柄もあるが、残っている銘柄・建玉も十分な含み益があるので、続伸しても反転してもどちらでも良いように波乗りするだけだ。

TOPIX
+14 @1,600
日経平均 +211円
@19,860円

33業種中31業種が上げた。上昇率トップ5は、倉庫・運輸(1位)、非鉄金属(2位)、鉄鋼(3位)、保険(4位)、金属製品(5位)。


優利加さんのブログ一覧