17日のNYダウは11446.66(+207.38)と大幅に反発。原油が130ドルをきるとkろまで下落しとモルガンの決算が底堅かったことで、インフレ懸念と金融不安の両方が緩和された格好だ。
金融機関の決算にはまだ不安が残るし、地銀の破綻についてもいろいろ懸念があるようだが、ひとまず、目先は底にとどいて反発したというところだろうか。 日足一目では、転換線を大きく超えて11598の基準線にむけて上昇している。大きな陽線なので、目先は反発局面であることは間違いないが、基準線までのリバウンドに過ぎない可能性もある。週足では、転換線も基準線もはるかうえで、まだ中期的には下げトレンドのまま。ただ、日足のRCIは上昇をはじめており、週足のRCIも底に届いており、目先はどうやらひとまず底とみていいのではないだろうか。月足をみても、ちょうど雲の上まで下ひげをだして反発した形になっている。
原油の下落が、130ドルわれまできているが、日足では129ドルが雲の上限。日足MACDもシグナルをきり、RCIも下降。すでに日足では転換線、基準線をわっており、130ドルの雲上限をきってくると、本格的な下降局面入りとも思われる。週足でも134ドルが転換線であるが、ここをきってきており、週足MACDもシグナルを切る直前。RCIもついに天井からおちつつある。潮目がかわりつつあるかもしれない。
要注意はドル円だ。昨日は少し円安にもどしたが、すでに基準線転換線を割り雲の中。MACDはゼロラインをきってきつつあり、ドル高円安局面は終焉しつつあると思われる。ただしばらく雲の中で抵抗がつづくので、目先103-105のレンジにとどまりそうだ。
日経平均をとりまく外部環境はだいぶ落ち着いてきた。日足転換線13040を超えてくるような上昇もあるだろう。ただ13515の雲の下限まではまだ遠く、NYのペースに後からついていくのがせいいっぱいかもしれない。