日銀の追加緩和は見送られたものの相場自体は上昇した先週であった。今週はいよいよ主要企業の決算の発表が相次ぐ。中国景気の鈍化かから、業績の悪化する企業もありそうだ。相場の足を引っ張る要因になろう。そして、今年一番のイベント、郵政3兄弟の上場だ。この3社を合わせた上場時の時価総額は、ＮＴＴ以来の規模だ。個人投資家の更なる需要が初値を押し上げることは間違いないだろう。ただ唯一の懸念は成長性だ。人口減少時代へ突入している我が国において3兄弟の成長性は期待できない。そこで人気が剥げれば相場は終わりということになりかねない。永遠に上がる株などはないのである。
今日の独り言：永遠とは遥か遠くには非ず。今ここの事にある。
