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【1】今日の相場
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◎日経平均
18186.10(+180.61)△1.00%
◎TOPIX
1475.84(+ 11.92)△0.81%
◎売買高概算 24億3836万株
◎売買代金概算 2兆3947億円
◎時価総額 533兆4068億円
◎値上り銘柄数 1363
◎(年初来)新高値 47
◎値下り銘柄数 448
◎(年初来)新安値 5
◎変わらず 88
◎騰落レシオ(25日)
98.23%(前日比0.03%低下)
◎サイコロ(日経平均) 8勝4敗
○○●●○●●○○○○○ 66.7%
◎カイリ率(日経平均)
25日線比+0.90%
75日線比-6.78%
◎為替
(対 ド ル)120.17(前日比0.01円安)
(対ユーロ)134.51(前日比0.65円高)
◎出来高上位(第一中央汽船を除く)
1.みずほ <8411>
234.5円(+ 3.5円)19218万株
2.三菱UFJ<8306>
760.5円(+ 12.3円) 6130万株
3.ユニチカ <3103>
59円(+ 1円) 5857万株
4.東芝 <6502>
306.9円(- 2.7円) 3616万株
5.日本郵船 <9101>
300円(+ 6円) 3608万株
◎売買代金上位
1.日経レバE<1570>
13840円(+ 190円) 1882億円
2.トヨタ自 <7203>
7218円(- 28円) 698億円
3.ソフトBK<9984>
6010円(+ 146円) 590億円
4.三菱UFJ<8306>
760.5円(+ 12.3円) 468億円
5.みずほ <8411>
234,5円(+ 3.5円) 451億円
◆相場概況
外国証券の寄付前の注文状況・・・売り550万株 買い1250万株
本日の東京マーケットは日経平均株価が5日連続高、180円(1.00%)高の1万8186円で取引終了です。早期利上げ観測の後退を受けて昨晩のNYダウが304ドルの大幅高となったことを好感して朝方から幅広い銘柄に買いが先行。TPP交渉が大筋合意となったことも支援材料となり、9:12には上げ幅が367円となる場面がありました。
買い一巡後は昨日までの4日間で1074円という大幅高となった後だけに、加えて明日の日銀の金融政策決定会合の結果発表を控えて様子見気分が強まり、引けにかけては幾分上げ幅を縮小しています。売買代金は概算2兆3947億円です。上海市場は国慶節で休場、香港ハンセン指数は16時前現在で51ポイント安の2万1803です。
業種別では、水産、鉄鋼、倉庫、情報通信、精密、石油、機械、非鉄、銀行などの上げが目立ちます。
個別銘柄では、TPP関連としてサカタのタネが184円高の2222円と大幅高。TPPの大筋合意を受けて大規模農業に弾みがつき、種子需要が拡大するとの思惑から買いが膨らんでいます。
伊藤忠商事系で業界3位のプリマハムが5日連続高で8円高の354円。TPP合意で輸入する豚肉などの関税が下がり、材料調達のコストが下がるとの見方から買いが継続しています。昨日の引け後に4~9月期に1株当たり2円の中間配当を実施すると発表したことも支援材料となっています。
TPP恩恵銘柄として、農業機械・鋳鉄管トップのクボタも54.5円高の1760円、三菱食品も農産物の輸入増加期待で166円高の2893円と値を上げています。
マヨネーズ・ドレッシングで国内首位のキューピーが108円高の2597円。昨日の引け後に2014年12月~15年8月期決算で連結純利益が前年同期比31%増の140億円と過去最高を更新し、好感した買いが入っています。通期計画158億円に対する進捗率は9割近いです。
インバウンド関連のABCマートが5日連続高で290円高の7520円と上昇。9月の既存店売上高が前年同月比12.8%増と発表し、好調な売行きを好感した買いが入っています。
その他、「きものの日」関連でユニー系呉服専門店チェーンのさが美が30円高の157円、ウェザーニューズが5日連続高で35円高の3955円、マイナンバー関連のNTTデータが50円高の6180円と連日で上昇しています。
本日の新高値銘柄は、ユアテック、明治HD、ツクイ、MonotaRO、共和レザー、オカモト、TOTO、新日鉄住金、蛇の目、ホシザキ、ホーチキ、三菱食品、NTTデータ、KNT・・・等々です。
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【2】主な投資判断
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[クレディS証券]
据置き A
(3269)ADR 36万→ 30万円
引下げ B→C
(8616)東海東京 910→ 640円
[バークレイズ証券]
新 規 A
(1377)サカタのタネ 2,740円
新 規 A
(2267)ヤクルト 7,400円
新 規 A
(2269)明治HD 10,400円
新 規 A
(2587)サントリー食品 5,600円
新 規 C
(2897)日清食品 4,900円
[ゴールドマンS証券]
据置き A
(9201)JAL 5,400→ 5,600円
[野村証券]
据置き A
(2002)日清製粉 2,100円
据置き A
(4272)日本化薬 1,750→ 1,650円
据置き A
(6849)日本光電 4,300→ 3,100円
[みずほ証券]
引上げ B→A
(7276)小糸製作所 4,650円
引上げ C→B
(7282)豊田合成 2,400円
引上げ C→B
(4911)資生堂 2,600→ 2,430円
※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価
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【3】本日の経済指標等の結果
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◎車名別新車販売
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軽自動車を含む9月の車名別新車販売台数は、トヨタのハイブリッド車(HV)「アクア」が6カ月連続のトップ。2位はホンダの「N―BOX」で、軽自動車のみですと9カ月連続で首位を維持しています。
尚、今年度上半期(4~9月期)では1位「アクア」、2位「N―BOX」、3位がダイハツの軽「タント」の順となっています。
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【4】決定麻痺
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関連する情報や選択肢が多い場合、迷いが生じて判断ができなくなるという状況があります。
例えば、以前行われた調査によりますと、ほしかった家電を買いに量販店に行ったところ、A社製品がその日限りの特売で安売りしていた場合、それを購入するか否かを問う設問では65%の人がA社製品を購入すると答え、35%の人は他の店や商品も検討したいので購入を待つと答えています。
さらに次の設問で(設定は上記と一緒)、相対的に高価格・高性能のB社製品もいつもより安く売っていた場合どうするかを聞きますと、25%の人がA社製品、ほぼ同率の人がB社製品、そして残りの約半数がもう少し待つと答えたそうです。
このように選択肢が増えてゆくにつれ決定ができなくなり、結果として何もしないという選択肢を選ぶ傾向が強くなります。このことを「決定麻痺」と呼びます。
この例で言いますと、選択肢が増えたことでもう少し待てば(他のも検討すれば)もっと安く買えるのではないかと思うわけです。言い方を変えますと、様子見した方が賢い選択のように見え、今決定することは損ではないかという不安に陥ってしまうわけです。
このことは、情報と投資行動の関係などにも見られ、多くの情報や様々な意見を耳にしたため決定できなくなってしまったという経験を持つ人は多いかと思います。
投資の場合、こうした判断の遅れからチャンスを逃したり、損失を拡大させる結果を生ずることが多々あります。
大村智氏のノーベル医学・生理学賞受賞に日本中が沸きました。本日発表のノーベル物理学賞は、昨年は青色LEDで日本人の3人の研究者が同時に受賞しましたが、今年の受賞候補にも超電導関連の発見で日本人研究者の名前が挙がっています。ちなみに、ノーベル物理学賞は本日午後6時45分頃に発表される予定です。