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投資顧問無料4527ロート製薬

4527 ロート製薬
「パンシロン」の胃腸薬や、「Vロート」の一般向け目薬をはじめとする一般用医薬品(OTC医薬品)、2004年発売開始のスキンケアブランド「肌研(ハダラボ)」シリーズなどが主力商品。医療用医薬品事業には参入していないため、医薬情報担当者(MR)も不在。ただ、排卵日検査薬を医療用に提供している。グループ企業にメンソレータム社を傘下に置く。
主要商品に、 パンシロン、メンソレータム、ロートジー、ロートCキューブ、アルガード、肌研(ハダラボ)、OXY(オキシー)など。
大阪市(本社)と三重県伊賀市の2ヵ所に工場。また研究所は本社、伊賀上野、京都府木津川市の3ヵ所。
主力市場は国内、次いでアジア、欧州、アメリカだが、今期(16年3月期)第1四半期実績での地域別セグメント比(売上高ベース)は、国内62%、アジア27%、欧州6%、アメリカ5%の構成、国内、アジアが圧倒的。
肌研(ハダラボ)などスキンケア、目薬は中国からの訪日客にも知られているため、インバウンド(訪日外国人観光客)需要も取り込んでいる。
今年6月、琉球大学内に「再生医療研究センター」を建設、同大学に寄贈した。今後、脂肪幹細胞の共同研究を実施する。
医薬品セクターのなかでは株価に出遅れ感がある。しかし、最近、国内大手証券が「買い」に格上げ、今後半年~1年間の適正株価を2250円から2300円に引き上げたと伝わっている。
格上げの理由としては、今期・1Q業績の好転、インバウンド効果に続き7-9月期=第2四半期は新製品が大きく寄与して国内売上高の成長が続いていると指摘している。ロートならではのユニークな商品開発や肌ラボ、エピステームなど既存ブランドの活性化が図られている点が評価できるとする。
例えば、「極潤」シリーズのオールインワンアイテムであるパーフェクトゲルは、リニューアルが行われた。化粧水+乳液+美容液+クリーム+パックの5役を完了できるうるおいスキンケアができるという。
「ロートV5粒」は目の網膜に働きかけるルテイン、ゼアキサンチンを含有する、目の健康維持に大切な栄養素を手軽に補うことが出来るサプリメント。目薬で得た知名度を生かして販促を行う。
業績は今期・第1四半期決算が、売上高354億円(前年同期比+18.0%)、営業利益18.5億円(+166.1%)、経常利益21.5億円(+94.9%)、純利益13.2億円(+104.7%)、1株当たり純利益11.6円実績だった。会社想定線を上回ったと評価されている。
なお、利益各項の増益率が大きくなっているのは、前年同期に消費税増税前の駆け込み需要の反動減があってハードルが低いために大きい数値になっている。しかし、売上好調がベースにあることには間違いない。
第2四半期以降も、収益は好調を持続するとの見方が大勢。
会社側は通期業績計画を、売上高1640億円(前期比+8.1%)、営業利益137億円(+4.1%)、経常利益141億円(+0.0%)、純利益88億円(+2.0%)、1株当たり純利益77.4円見込みとしている。
この通期計画に対して、大きく増益した1Q実績の進捗率が、営業利益で13.5%、最終利益で15.0%と低進捗率であることが株価の重しになっている可能性。しかし、1Q出遅れの前期においても、通期業績は売上高1517億円(+5.5%)、営業利益131億円(△21.8%)と四半期毎に収益改善を果たしていた。
その意味では今期は会社計画は上振れの可能性がある。市場コンセンサスは若干の上振れを想定して、最終利益90億円(+4.8%)、1株当たり純利益79.6円予想としている。
これらの業績見通しからは現状の株価は評価不足、利益水準から2150円付近まで、下値を切り上げてくると考える。
今後、空気の乾燥でスキンケア需要が高まることからも、見直し買いの押し目買いタイミングであると考える。
買いメドは1900円程度まで、想定の取り組み期間は3-4週間程度。想定目標株価は@2150円付近への戻りを期待。
一方、損切りについては1590円割り込みでリスク許容に応じて要検討と考える。
(02日終値@1850円に対する目標株価の想定上昇率+16.2%前後)
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